
今日は朝から雨が降っています。時々晴れ間がありますが、小雨状態が長く続いています。幸いな事に土砂降りは免れていますから、傘をさしながらの行動は可能です。宿のチェックアウトは12時ですから、それまで近郊の散策を予定していましたが、これはキャンセルとなり、ホステルでゆっくりと過ごすことになりました。11時45分にチェックアウトを済ませ、街中見学を兼ねて徒歩30分ほどの距離にあるバス停まで出かけました。スディルマン駅近くのバス乗り場かと思い、トランスジャカルタのそれらしき場所で聞いてみたら、更に5分ほど歩いた別の乗り場という事です。ゴーグルマップだけを頼りにしていても、わからない事が沢山あります。ジャカルタの公共交通機関は複雑怪奇な仕組みです。
行先によって乗り場が遠く離れていたり、ターミナルが異なったり、乗り継ぎがうまくいかなかったり、想定外の事案が多くあります。昨日乗ったゴンダンディア駅では北口は降車専用で、南口は乗降両者可能という仕組みになっています。小雨の中歩いて目的地のアダム・マリック方面へのバス
L13Eの乗り場に到着しました。ターミナルには係員がいるので、聞いて見ると正解でした。
L13Eのバスが来るから暫く待つように返事を頂きました。待つこと
5分青色のバスが到着です。このトランスジャカルタのバスは高床式で、乗り場は
1メートルほどの高さに設定してあり、私達には異様な建造物です。時には道路中央に設置され、上り方面と下り方面では、それぞれ乗り場が異なったり何とも説明のしようがありません。これは使った人ではないと理解しがたいものです。車両の前の部分は女性専用席で男性は後部に座る仕組みになっています。スマランの公共交通機関は、逆で後部が女性専用、男性は前部となり、統一されていません。スマランで同じような仕組みのバスに乗った時は、乗る時は一段と高いプラットフォームから、降りる時は、車両前部の乗降口(日本のバス同様の高さになっている)でした。中央部のドアは位置が高いので、直接道路に降りることはできません。今回は中央口から中央口でした。駅のプラットフォーム同様な印象です。通常の道路から、プラットフォームにたどり着くには階段もしくはスロープが設置されています。この路線、始めは通常の道路を走り、信号なども多く、評定速度は
15キロ程度ですが、途中からバス専用の高架道路を突っ走ることになっています。専用バス道路の高架ですから、元はといえば、ここに電車を走らせる予定があったのでは、予算の目途が立たないので、結局バスで代行しているという感じがします。他の国では見かけたことがありません。時間帯も午後
1時頃でしたから、乗客も少なく満席になることはありません。しかも
5分毎にバスが出発するというサービスでほぼ待つことなしに、乗り込むことができます。
30年前にジャカルタへ初めて訪問した時はカオスそのもので宿泊していたジャラン・ジャクサから旧市街へ行くのは、満員のバスで出かけた記憶がありますが、それに比べると今は格段の違いです。
ゴーグルマップは、下車する場所が近くなったことを知らせてくれます。難なく下車し、スロープを降りて通常の道路にでましたが、まだ雨が降ったりやんだりしています。友人のモスリムに私は歩いていくから、心配しないように。40分ほど歩けば到着できるからと連絡を入れると、手早く車をスタートさせて迎えの手配をしています。今どこにいるのか、写真を送って、地図を送ってと催促のメッセージが入ります。この地域は細い路地が入り混じり、交通量の多い下町です。雨も止みそうなので、歩いていくと言っても聞いてくれません。観念して近くのモスクの写真を送り、そこで落ち合うこととなりました。10分ほどで自宅に到着し、暖かいコーヒーをご馳走になって休憩となりました。
0 件のコメント:
コメントを投稿