アリはバイク修理の仕事の他にキクラゲ栽培の事業も始めています。どうも本人はスマホで色々と検索を行い動画などの情報でノウハウを蓄積しているそうです。古い建物の一部を利用したキクラゲ栽培工場です。熱帯性気候で一年中高温多湿なのでキノコ栽培に適しているのでしょう。薄暗い部屋にはキクラゲの菌の入ったプラスチックの円筒状のものが沢山並んでいます。乾季には毎日水やりが必要とのことで、今は雨季なのですが、生育状況をみながら散水しています。出来た製品は、そのまま出荷したり、乾燥キクラゲとして販売しています。斜め向かいに住んでいる友人は平茸の栽培農家です。彼の好意で平茸栽培を見学させてもらいました。アリの栽培場は建物の4分の一ほどを占めたキクラゲ棚が並ぶのに対して、友人の平茸栽培場は建物全体にびっしりと上から下まで菌床が並んでいました。みんなそれぞれ知恵を絞って収入の道を探っているようです。
後日アリからメッセージが届きました。「私の家訪問してくださって有難う。とても嬉しかったですよ。又来てください。おなかの中の子供もあなたに会いたいと言っていますから。」そんな優しい言葉を受けての別れとなりました。
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