2024年12月23日月曜日

EP34 スコハルジョからパティへ

今日もかなりの距離をドライブしました。田舎道の細い道路を通り抜けながら、今日は奥さんの実家へと向かうことになりました。途中泥噴火の名勝地を経由しての遠回りのコースです。日本でも幾つかあるようですが、ここも特異な地形をしています。平な場所なのに地下から泥が噴火しています。周囲は塩田が行われています。今は雨季ですから製塩作業はしていませんが、乾季になると作業が始まるようです。ここに着いたのがお昼過ぎで、自宅から持参した飲み物、お昼ご飯で休憩です。泥噴火は間欠泉のように、時々音を立てながら噴出を繰り返しています。私も初めて見た光景に愕然としました。危険防止の為100メートル以内に近づくことが出来ないので遠方から眺めるしかありません。もっと近くで観察したかったのですが、行ける場所までいくと、そこから先はロープで立ち入り禁止となっています。観察ポイント最終地点では1キロ200円で塩を販売していました。通常塩田といえば、海岸付近しか思い浮かびませんが、内陸部でも塩田が成り立つわけです。そういえば、岩塩はヒマラヤ奥地で産出されるのですから、納得の行く話です。

昼食を終えて丘陵地帯の細い道をジグザクに通り抜け夕方5時前に奥さんの家に到着しました。

帰り際には、途中のレストランで夕食を済ませて自宅に向かいました。人っけのない暗い夜道です。所々に街灯がついていますが、暗くて外の様子が良くわかりません。私は一体どこに連れて行かれるのでしょうか?かなり不安になりますが、パンチャにお任せしてあるので、ついていくしかありません。概して夜道は遠く感じるものです。日中だと道中の景色が、建物や看板が目に焼き記憶に残ります。後で同じ道を通過しても、「ああ、もうここまで来たんだ。」と安心感が伴うものです。

家に到着してシャワーを浴びようとすると、「ちょっと待ってください、今お湯を沸かすから」通常インドネシアの人々は年中温暖な気候の中で過ごしていますから、ホットシャワーの概念は薄いのです。私の家に来た時も、多くのインドネシア人は水シャワーで済ませています。前日から温水器で十分なお湯を用意していても、それを使った形跡がありません。日本の真冬でも水シャワーで満足しているようです。今回は大丈夫心配しないで、ここは暖かいから水の方が気持ちがいいからと、丁寧にお断りしました。シャワーを終えると、洗濯物を出してくださいとお願いがありました。これは言葉に甘えて4点ほどお願いしました。翌日は奥さんが親切にもアイロンがけをし、香水までしみこませて準備完了です。これはインドネシアの生活の基本の一つです。西スマトラ州の友人サルマンはクリーニング業をしていますから、彼の所にいる日々は洗濯に困ることはありません。朝出して夕方には香りの良い衣装に生まれ変わるのです。

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