2024年12月23日月曜日

EP13 バンドン市街散策

バンドンといえば第二次世界大戦の終了とともにアジアアフリカ諸国連合による会議が開かれたことで有名な町です。ジャカルタ郊外にあり、標高700メートルほどありますから、さほど暑くはありません。オランダ植民地時代には、絶好の避暑地として発展した町です。少しモダンなブラガ通りは思ったほど大きくはなく期待外れの場所でした。他に有名なスカイウォークがありますが、ここには屋根がついていません。バンコクのスカイウォークといえば、屋根付きですから雨が降っても心配はありません。雨の多いこの場所ではいったいどうするのでしょう。朝早い時間だったこともあり、歩道は閑散としていました。


街歩きをして観察すると、色々と面白い発見があります。その一つが車両誘導係りとでも呼びましょうか。ホテルやレストランの駐車場には必ず車両の前後を見守って合図を送るひとがいます。駐車場を出る際には、お礼としてチップを渡すのが習慣でバイクなどは2000ルピア(20円)乗用車は5000ルピア(50円)が相場になっています。また、小さな路地からメインの道路に出る場所にも同様な誘導する人が待ち構えています。運転する人にとっては、ラッシュ時には心強い味方です。渋滞が少ない場合は払わないで逃げ切る人もいます。しかし細い路地で長い間待たされている場合はやはりいくばくかのお礼を手渡しています。

所が、モスクに駐車する場合も誘導係りがいますが、ここでは支払いの義務はないそうです。また交通渋滞で長時間車が停止している隙を狙って羽箒で車のフロントガラスをさっと撫でて掃除してくれる人もいます。運が良ければ、この人はお小遣いがもらえます。大きな交差点では生バンドが即興の演奏をしています。渋滞で停止中の車両やバイクの合間を縫ってバケツを持って寄付を募る光景は日本では想像もつかないことでしょう。バンドンの町では路上での写真屋さんがいますが皆揃いの制服を来て仕事をしています。ということは以前は秩序もなくぼったくりが横行したのでしょう。それを規制するためなのか公認の写真屋なる印として制服をまとっているのでしょう。

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