2024年12月23日月曜日

EP10 噴火口クレーターを観光

 そしてホテル最終日の朝は9時ごろの迎えが10時過ぎとなりました。私にとって時間のズレには、全く問題はありません、気にもなりません。当日はアンドレもホテルに参上して支払いを済ませたようです。ました。車には、既に奥さんと生後8か月の息子が乗っていました。渋滞する市街をすり抜けてアワンの両親が住む家に向かいます。お父さんは水とガスの代理店をしているので配達に出かけたりするなど忙しい日々を過ごしていますが、事前に連絡を取り合ったようで、私達の到着時刻には自宅で待ち構えていらっしゃいました。実直そのものの表情を浮かべて私との再会を喜んでいらっしゃいました。「あなたですか!日本で息子の世話を良くしてくれたんですね。」まさしく感無量の対面でした。お母さんも嬉しそうな表情で迎えてくれます、同席した妹も嬉しそうな表情をしています。早速手作りの料理を頂きお父さんは又仕事に出かけます。両親の家は比較的広く、使っていない一室を利用させてもらうことになりました。お父さんは新婚の頃バイクで奥さんを後部座席に乗せてジョグジャカルタまでの片道300キロの行程にでかけたそうで何と18時間もかかったとか。









彼の奥さんと息子は家で留守番ですが、私達アンドレとアワンの三人は車でドライブです。バンドン市街の北26キロの道のりにある火山噴火口を観光に行きました。車で一時間半ほどかかりますが、平日なので渋滞も少なく比較的早く到着しそうです。タンクバンプラフという噴火口のクレーターです。火口付近まで車の乗り入れが可能で観光名所の一つです。急勾配を登り、入り口が近くなると、怪しげなマスク販売員に車を停止させられ、強制的に数倍の価格で購入する羽目になりました。勿論レシートも何もありません。車を停止させ、「噴火するかもしれないから、マスクが必要」とのことでした。彼らもその実態を良く知っていますから、断ることもなく支払いを済ませ、次は公園管理事務所での入場料を払うゲートに到着です。ここでも領収書の発行もなく、事を終えています。日本の実情とは大きくかけ離れた事象は日常茶飯事なインドネシアなのです。外人は倍の価格になっているそうですが、私は後部座席でじっとしていることで難なく通過です。車を駐車場に止めて、暫くすると小雨が降り始めました。少々の雨では現地の人は慣れているので平気です。我々も小雨、霧雨の中でクレーターを眺めていました。これで青空が広がっていれば、もっと雄大な景色を味わうことが出来るはずなのに残念です。雨の降ると、又新しいビジネスが始まります。プラスチックの簡易ジャケット販売員がどこからとも声をかけて来ます。

一万ルピア(100円)と声をあげています。今日は平日なので多くの土産物はお休み状態です。そんな中茶店を探してみましたが、開店している店舗は見当たりません。土産物屋で訪ねると、大声で茶店のマダムに声をかけると同時に女主人は開店の準備をし、ベンチを据えて待ち構えてくれました。「ほらあそこが開いているよと」親切に教えてくれました。なかなか気持ちの良い連携です。ここで我々はお茶の時間です。会計はざっと三人でおやつ(揚げ物)を入れて500円ほどでしょう。今日の売り上げに多大な貢献をしたようです。

このクレーターは結構大きなものです。山全体は遠くからは船をひっくり返した形をしています。アワンが日本にいた時に、この山が噴火したとの事です。

雨足が早くなってきたので、そろそろ帰宅の時間です。頂上付近は雨ですが、下に向かうと次第に雨が止んできました。帰路には、この地域で有名なウサギ肉の串焼きのお店に立ち寄りました。夕方6時ごろになり、市内は大渋滞ですが、アワンはそれを避けようとめっちゃ細い路地を迂回しながら自宅にたどりつこうとしています。乗っている私もひやひやです。対向車が来るとお手上げ状態になり、引き返すも、進むも地獄のカオスの中を通り抜けて無事自宅に到着です。本当にお疲れさまです。アンドレはその後大学に用事があるとのことでお暇をしました。帰り際に「妹のお小遣いにしてください」と渡しましたが、中々受け取ろうとしません。無理やり手に押し込んでようやく用件を済ませることが出来ました。同様な手口でアワンの家を離れる時に、妹も在宅だったので、「これはわずかだけど、お小遣いですよ、勉強を頑張ってくださいね。」多分その額は多からず、少なからずという状況だったかと思います。

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