2024年12月23日月曜日

EP30 パンチャの生家 スコハルジョ

彼の家には、お姉さんと奥さんそして本人の三人が住んでいます。車は奥さんのものだそうで、仲睦まじく三人でマゲランまで迎えに来てくれました。今から3時間ほどかかりますという話は4時間以上かかったわけです。昨夜は暗くて家の様子が良くわからなかったのですが、夜があけて周囲が明るくなるとその姿は異なっています。大きな家が3棟あり、30年前に建てた叔父さんの家は、本人がジャカルタに家を構えているので、ここへは、たまにしか戻ってこないそうで、現在空き家状態です。そんなわけで、昨夜はここで投宿となりました。基本的な設備は全部そろっていますから、私にとっては、何の不自由もありません。しかも広い家は貸し切り状態です。強いて言えば、お化けがでそうな広さで人の住む気配は殆どありません。パンチャがいつも住んでいる別棟からマットレスと枕、敷布、かけ布団を持ち運んでセット終了です。雰囲気からすれば、豪農の旧家という雰囲気です。この地区では、多くの人々がジャカルタに家を構えてそちらに移住しているパターンを幾つも散見しました。この家も空き家、この家も空き家という現象で、以前二つあった小学校は一つが廃校になり、もう一つしか残っていません。彼の家の敷地内にはマンゴーやバナナの木そして多くの花が賑やかに咲き誇っています。今の所パンチャは無職ですが、全く気にしていません。

強いていうならば、叔父さんの家の管理人?本人名義の農地も多く抱えているようで、優雅な生活を送っています。建物は田園地帯にある居住区で碁盤の目のように区分けされた土地に40所帯の建てものがあります。家の前には小川があり、のどかな場所で何不自由なく過ごしているパンチャの日々です。インドネシアの村の様子を観察すると、そんなにあくせくしなくても暮らしていけるという背景があります。自分の庭にある木々から豊富な果物がいつでも収穫可能です。ロジックの村では、あらゆる野菜が無料でゲットできます。ここパンチャもどっぷりとインドネシアのカンポン(村)での生活に浸っています。

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