ボゴールはジャカルタ中心部から60キロ南に位置し、中心部からコミューター路線を利用すると1時間半ほどで行ける手軽な場所です。大きな植物園があり、行楽地として賑わっています。日曜日ですから、大勢の客で賑わっていました。駅から歩いて20分ほどの距離ですから、そんなに遠くはありません。ここは結構大きな駅でオランダの植民地時代の建物も幾つか残っています。駅前付近は屋台が乱立し、路上で食べ物の販売や、お土産の販売などあらゆるものが、様々な形態で並んでいます。普通の日本人の目からすると、あまりの不衛生さで、路上の屋台での食べ物は敬遠することでしょう。洗ってあるのか、どうか定かではない丼でおいしそうに麺をすすっているグループがいます。最近は発砲スチロール製の丼を使う屋台も登場していますが。街中にはあちこちゴミが散乱したままで、歩くにも注意が必要になります。さて、目的地の植物園入り口に到着です。切符販売所はどういうわけか、仮設テントにデジタル機器を配置してQRコード付きの切符を販売しています。料金は25500ルピアですから日本円でざっと250円。
ジャカルタの場合、最低賃金が一か月5万円程度らしく、日本の平均15万円程度に比べると割高に感じます。日本の感覚からすれば、1500円弱の入場料を払うことになります。園内にも屋台が並んでいますが、路地裏のお店の倍以上の価格です。フルーツパフェなどは、半製品を自宅から準備して、現地では盛り合わせるのみですから、まあ衛生面では問題ないでしょう。それぞれの屋台には園内のカフェなどを除いて水の供給はありません。容器も使い捨てプラスチックの利用です。家族連れや、友人同士は食べ物や飲み物を詰め込んだ袋を抱えて、思い思いの場所にブルーシートを敷いて団らんのひとときを過ごしています。
80ヘクタールある広大な敷地では様々な植生を見ることができます。当然のこと熱帯植物しかないわけですが、多くの植生を観察することができます。印象的なのは、様々なサボテンが楽しめるメキシコ庭園でした。日本の植物園の場合は、温室を設置し熱帯植物のコーナーとして管理され、適切にそれらが配置されています。特にランの花コーナーでは何十種類ものランが豪勢にそのきらびやかさを誇りあっているのは圧巻そのものです。ここには、そうした展示はなく、ランの花木を5点ほど発見したのみでした。植物園というよりも、憩いの場と感じるのではないでしょうか?特に日曜日ですから、尚混雑していたようです。
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