2017年5月31日水曜日

村の大工さん

左の二人が大工さん右は、ジャガット氏のお父さん(75歳)
 2年前の大地震の影響で、ここスルケ村の大工さん達は、大忙しです。あちこち新築する家が増え恩恵を受けています。あの家も、この家も俺達が作ったんだよと張り切っています。これから先数年間も安泰でしょう。まだまだ修復や改築をしなければならない家屋が残っています。資金繰りがつかない仮定も、一定の時期を待てば、それなりに余裕資金で家を新築する資金を捻出することでしょう。後しばらくすると雨季にはいります。雨季になると畑仕事、乾季には、自宅近くの家を作るのに従事するわけです。いわゆる内需拡大とでも申しましょうか?それにしても、彼らは、建築の事を勉強したわけでもなく、全ては経験で、人のやっていることを見習いながら、経験を積んでここまで到達したそうです。職人を雇うには、平均すると一日1000ルピーほどの費用が掛かります。食事も提供しなければなりません。又地酒も振舞わなければなりません。まあ、こうしてのんびりとしながら、数か月かけて家が完成するようです。ちなみに二階建て部屋が4つの建物で10ラーク(凡そ100万円)程度かかるようです。概算すると三か月の工期で常時三人の建築大工を雇うとすると一カ月30日×3人×1000ルピーは、9万円の出費です。そのほか、セメントを運んだり、木材を運んだり、砂を運んだりする人材が必要です。大雑把に見積もると一カ月10万円ほど人件費がかかることになり、三か月だと30万円という数字になります。残り3割ほどは材料費という事でしょうか?

2017年5月19日金曜日

ええぇ、これ何?ネパールのウェブ作成

干場の作成しているサイト

ネパールの業者によるサイト
さて、ホームページは、世界中で様々なものが公開されています。当方も素人ながら、独学でレンタルサーバーを購入し、ドメインを購入し友人達のウェブ作成をこなしています。現在の所、私の作成したサイトは、ゴーグルでチェックすると100点満点の80点とか90点を獲得し、サイトのスピードも比較的はやく、やパフォーマンスのエラーなどはも少ないので、黄色もしくは緑色を頂いています。さて、こちらの業者の作成したサイトをチェックしてみると、30点とか20点、ひどいのになると一桁の得点しか得ていないのもあります。文章を見ても、単語のミスが目立ち、やたらとハイカラな英文を組み合わせて作成していますから、意味がちんぷんかんぷんになっています。スペルミスも多く、何処かのページをコピーペーストで作成していますから、怪しい文章になるのは当然です。旅行代理店のページを見ると、どこも同じような文章でやたらと派手に飾りつけだけが目を引いているのが実情です。

2017年5月14日日曜日

ネパール地方選挙当日

政党の出張所!
今日は交通機関が全面禁止となり、許可を得た車両しか走行できません。空港と市内は緑色ナンバーの車両(タクシーやバン)などは動けるのですが、タクシーも禁止の日です。救急車やプレス関係などは、OKとなっています。空港に行くには、市内の要所から政府観光局がシャトルバスを運行しています。ですから市内はまるで歩行者天国の状況です。
投票所の近くには、それぞれの政党が路上でテーブルを持ち出して、幹部が分厚い有権者リストを手にして、見張っています。少し距離を置いたところに別の政党幹部がたむろしているという微笑ましい選挙風景です。有権者には、プラスチック製の写真がラミネートされている投票所入場カードが配布され、今回三か月にわたり三度行われる投票に利用されるとの事。それが終わると、このカードは無効になり、次回の選挙時には、再度発行されるとの話です。さて、選挙が三回繰り返されるという事は、一カ月後に、再度カトマンズ市内からそれぞれの村に帰るわけです。これも私達には見当のつかない不思議な現象です。何しろ、今回が初めてのモダンな選挙です。

2017年5月13日土曜日

ネパールの選挙 前々日


選挙のポスター
バイクによる行進
ネパールの選挙 前々日   
ポカラでは、毎日選挙運動が続いています。市内には、時々バイクの隊列が旗をなびかせながら勇ましく行進していくのが、ここ地方都市の典型です。他方カトマンズ市内は、法律に準じて、こうした行動は自粛を控えさせられているようで、目立った動きはありません。唯一の大都市カトマンズと地方の大きな違いです。小さな町では、それぞれに家には、自分達の支援する政党の旗を大きく掲げています。子供達も小旗を手にして遊んでいます。まるで、日本の選挙とは大きくことなった方法です。諸外国とは異なって事前投票の制度がありませんから、今カトマンズ市内の人口は大きく減少しています。数日前から、村から出稼ぎに来ている人々や、住民票を田舎に置いている人々は、一斉に帰郷しています。新聞記事をみると、はるばるインドへ出稼ぎに行っている人々の一部も、投票の為に里帰りをしているそうです。そんなわけで地方は活気づいている次第です。
カトマンズ市内には、選挙委員会から選挙の仕組みや、方法、注意事項などのポスターをあちこちで見かけますが、果たして、この絵に表現されている方法で実行されるのでしょうか?個別訪問禁止とか、暴力はいけません、接待禁止など表示されていますが、こうした事は、外部から逆に考えると、こうした事を行ってくださいというのも同然です。規則があっても、それを遵守する道徳感が欠けてしまいました。