民族問題が・・・
タミル人との民族問題を反映して、近年シンハラ人の仏跡巡りは、スリランカからネパールへ飛び、そこからインドに入国して北インドの仏跡を回るルートに変更になりました。今までは南インドのマドラス経由で旅をしたのが、ルート変更です。これに伴って飛行機代金がおよそ400ドル上積みになりました。
多少のデマや流言があり、南インドでは嫌がらせを受けるとか、生きて帰れないとか、出国の際、係官に多額のワイロを要求されるとか・・・。デマを信じやすいスリランカ人にとっては尚更大きく心にのしかかって来るようで、仏跡巡礼をあきらめて、一週間程度のバンコクへのパッケージ・ツアーに参加する人々が増えたようです。
所でパキスタンとの関係は極めて良いようで、先日パキスタンの大統領がコロンボを訪問し、カンディ公害のモスリム地区(AKURUNA)とう街にZIA Hospital(ジア・ホスピタル)の建設を約束しています。カラチからの機内には、数人のパキスタンの商売人も同乗していました。どうも彼らの中には、パキスタン国籍なれど、一年の殆どをスリランカに暮らしている人々もいるようです。彼ら同志のウルドゥー語の会話はそういった簡単な部分は私でもスラスラ解読できたのであります。ウーン。面白いものです。
だまされた
ある日本人旅行者の話。彼はインドのベナレスでサリー(インドの婦人用外衣)を求めました。高級品一枚50ドルの商品を6枚、すなわち計300ドルを投資したわけです。購入の時に商品が倍に売れる事を聞いて即実行です。船便にてスリランカに発送しましたさて、無事郵便局から通知がド時、税金40ルピー(300円)を払って小包は自分のものとなりました。中を開けると、何と古着が出てきました。インドでは直接郵便局へ品物を持参しスタンプを確認したそうだが、例のワックス(ロウ)でシールをするのは忘れたそうな。何処ですり替えが為されたものか・・・?皆様ご用心、ご用心。所持金はおよそ200ドルとCCU-BKK-TYO(カルカッターバンコクー東京)の航空券しかない彼にとっては、可也のショックだったようです。
さて、我がムナシンハ家の次男は空港近くにあるFTZ(Free Trade Zone)にある縫製工場の機械管理の部署に職を見つけて8か月になります。スリランカの給与体系は、次のようになっています。基本給は一日30ルピー、皆勤手当てとして75ルピーです。しかし一回欠勤で50ルピー、二回欠勤で25ルピーと減額になります。結婚祝いは3000ルピー、父母の死亡に際しては5000ルピーの見舞金が出ます。産児有給休暇は2か月半、年次有給休暇は14日。朝食は無料で一日二回のTeaも無料でコカ・コーラは飲み放題。年に一度の慰安旅行、ボーナスはおよそ2.5カ月分但し初年度は100ルピー。残業は一時間6ルピーで食事付き、休日出勤は間あたり。18ルピー。退職時には天引き預金の毎月75ルピーの累計を支給。その他Festival Loanとかがあり、お祭りの時には事前に前借ができるそうです。無料の健康診断そして、必要な投薬も無料になっているとの事でした。
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