2017年2月7日火曜日

5.1汚職天国、プレゼントという表現



この記事は1998年にミャンマーを訪問した際の日誌を再編集したものです


5.軍事政権

5.1汚職天国、プレゼントという表現

タージでみかけた移動屋台
ヤンゴンの空港で強制両替をしている時に金額を値切った観光客に対して、上品そうな女性の係官がプレゼントという言葉を発して闇に何らかの賄賂を請求している光景を見かけました。インドではもっと直接的にバクシーシ(喜捨)という言葉で表現されます。ミャンマーの場合はかなり控えめな表現です。実態は良く分かりませんが公務員の給料は多くはありません。彼らは現在の給料で生活できる訳がありません。従って何処かでブラックマネーが動いている事は確かです。これは、ミャンマーに限った事ではないようです。日本でもそうでしょうが、ブラックマネーを拡大解釈すると、お歳暮や中元等もそう言った部類に入ります。会社の接待ゴルフや招待旅行もこの区分に入るのではないでしょうか?人々は当然の事として考え罪悪感は全く生じません。インドネシアのメダンという町で郵便局から小包を発送した時にお客がそれとなく職員に小額でしたが、チップを渡すのを目撃しました。それらの行為は、別の意味では相互扶助にもつながり社会の潤滑油として機能しているとも解釈出来ましょう。場所によっては、現金での金銭の授受よりも何らかの品物が喜ばれる風潮もあります。

昨年のミャンマーの出来事を追っかけていくと半年程前に大量の閣僚が解雇された事が浮かび上がって来ます。どうも彼らは賄賂のとりすぎで失脚したのが真相のようです。我が友人のラーマン氏は当時の運輸大臣と密接な関係を持ちかなりの金猿をばら撒いたそうですが、大臣の失脚に依って会社はかなりの打撃を受けたそうです。しかし国の経済力が小さいと言えども4500万人という人口を抱える国での政局担当者は矢張り莫大な財産を築き上げる事が可能なようです。例えそれが軍事政権であろうとなかろうと政権担当者に富が集中するのは何処の国でも同じではないでしょうか?
ミャンマーの人々の間には今の軍事政権は賄賂で入った金を湯水のように使っているという批判が高まっています。彼らはドル札とミャンマーの通貨チャット札を置き換えての暮らしだと批判します。
宿代は庶民の使用する限界が100チャット(50¢)の安宿だとすれば、官僚クラスは10 ドルの部屋を利用するという違いを意識してかと思います。しかしこの事実は日本にも存在しているのではないでしょうか?築地とかいう料亭では我々がフアミレスで食事代する料金とは桁違いの金額が支払われています。ミャンマーが軍事政権だろうが、そうでなかろうが、これらは存在するのではないでしょうか?北朝鮮のように庶民が飢えで苦しんでいる傍ら現体制を維持している政治家の腹は常に満腹なのではないでしょう。

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