2017年1月31日火曜日

3.4何でも外人価格



    この記事は1998年にミャンマーを訪問した際の日誌を再編集したものです

3.4何でも外人価格

カラオの駅にて
この国でも色々な面で外人価格の適用があります。前述の宿泊料金もその一例です。飛行機代金阜外人は特別高く設定されています。有名な寺院に入る際に埠必ず外貨払いで拝観料を払う事となります。列車の料金等は6倍程度の超較差を持っています。区間に依ってバス料金は地元業者が結託し外人は約倍程を払わせられる事があります。仏教の教えからいくと非常に不合理な話になるのではないでしょうか?タージからインレーへ行く時に宿でホテルのマスターが「あなた方は外人なので特別料金を請求されるでしょう。地元の人は300チャットなのですが、多分600チャットとなるでしょう。多少値切りが可能でしょう。こんな事は困りますね」
と説明してくれました。.しかしこの宿自身、外人料金と地元の人々の、料金と2段階に分けて設定してあるのにはなはだ御都合主義の発言ではないでしょうか?
勿論この方式はここミャンマーだけではありません。典型はエジプトではないかと思います。ここでの遺跡の入場料金は全てがUSドル表示です。10数年前に訪問した時にあれーと思ったぐらいです。当時偽学生証を提示してようやく半銭となりました。それでも一回の遺跡見学には数ドルの支出を余儀なくされました。スリランカでも遺跡の観光には多額を払わなければなりません。地元の人々はただ同然なのですが。ネパールに於いてもこのシステムが幅を効かせています。バクタプールという古都への入場料金が300ルピーで地元の人々の一日分の日当を遥かに上回っています。インドを除いて多くの由では遺跡や航空券に現地人価格と外人価格の適用という二重制度を課しているのが一般的です。しかしこれらの国々は一休いつまでこの体制を維持するのでしょうか?国力が上がり日本と同様な所得水準となっても外人価格として現地の人々に対して10倍以上もの開きを容認するのでしょうか?

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