2017年1月15日日曜日

2.06多くを輸入に頼る現状



   この記事は1998年にミャンマーを訪問した際の日誌を再編集したものです

2.06多くを輸入に頼る現状

自転車修理屋さん
ミャンマーでは一体工業製品を自国で作れるのでしょうか?市場を覗くとその多くの商品は外国からの交易に頼っています。農産物は豊富に取れるのですが、それらを加工する力に欠けているのが現状です。トマトが取れてもトマトソースやケチャップが作れないのです。みかんが取れてもオレンジジュースが作れないのです。魚が沢山取れてもカンズメが作れないのです。
簡単なプラスチック製品すら輸入に頼っています。建築資材の中で地元が準備出来るものは木材のみではないでしょうか?セメントは一応工場があるようですが晶質は期待できないそうです。中級以上のレストランに座ると一体この国で生産出来るものは何であろうか眺め回して見ると殆どが外国製品で埋め尽くされているのが分かります。調味料や醤油なども隣国のタイや中国の製品となっています。純粋なこの国の品物といえば農産物しか無いように見受けます。しかし農産物の収穫を上げるには肥料や虫除けの薬等が必要になります。これらも輸入に頼るしかありません。レストランの内装も完全に外国産の資材がない事には、成り立たないようです。
こうして眺めて見るとインドや中国の豊かさを改めて実感せざるを得ません。喫茶店に置いてあるマッチ箱を見るとこれは中国製という事が一目僚然です。ミャンマーを走っている車の多くは日本製の中古車です。インドネシア産のビスケットがシンガポールの商社の手を経由して店頭に並んでいます。台所ではかなりの量の味の素が利用されています。粉石鹸や化粧石鹸そして歯磨き等もビルマ製ではありません。食器や鍋等の調理器具も中国やタイそしてインドからの輸入に頼っています。市場をのぞいて現地で入手出来るものといえば炭ぐらいな物でしょう。とにかく一風変った経済の仕組みがここでは成り立っているのです。
余談ですが、店頚ではインド製や中国製、等世界各国からの薬品がならんでいます。私が購入した風邪薬はインドネシア製の商品でした。まるで薬品国際見本市と呼んでもおかしくない現状です。友人にミャンマーでは薬を造っているのかと質問したらビルマ製もありますが、高価ですから庶民の手に届きません。しかし晶質は国際規格なのですよと胸を張っていました。何故でしょう?

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