2017年1月22日日曜日

2.13個人の直接送金は不可能 2.14今後の発展はどうなるのか?

  この記事は1998年にミャンマーを訪問した際の日誌を再編集したものです

2.13個人の直接送金は不可能

イラワジ川河畔
この話は、まだ未確認の情報ですが、以前に聞いた話ですと、ビルマ人の船員等が本国に送金した場合には政府が4割を税金として徴収するという規則があるそうです。日本で就学生をしながらアルバイトをしているミャンマー人も確かそれに似た話をしていたように思います。
そう言った隙間を縫って中国系のミャンマー人の送金組織を使う事により安全にかつ政府への納税をする手も無く.家族の手に入るという話を最近耳にしました。

2.14今後の発展はどうなるのか?

ミャンマーにはまだ豊かな地下資源が沢山眠っている筈です。石油や天然ガス等が掘れば湧き出てくるのですが、その技術と人材がありません。農産物を作る事が出来るのですが、それを加工する産業も育っていません。折角の収穫がときには傷んでしまったリ、鼠等に食い荒らされその損害も決して小さいものではないと思います。現在の状況では農産物の加工等に関連した産業の育成が必要なのではないでしょうか?
地下資源のみではありません。豊かな肥沃なる大地と巨大な水資源をも持っています。外に森林資源にも恵まれています。海や川は魚を豊富に供給してくれる源泉です。大地からは豊富な作物を得る事が出来ます。余りにも豊かなこの国の資源に驚きを感じてしまいます。
一応石油精製の事業は、国家が管理運営していますので自給出来る状態ですが、何しろその製品はかなりの粗悪品として出回っているのです。最近聞いた話によると軽油はインドネシアからの輸入に頼っているそうです。どの程度の依存度なのかよく解らないのがこの国の事情の一つでもあります。
他に地下資源としての宝石類はルビーが有名です。これを掘り当てると生涯楽をして過ごせるのかも知れません。

国家の発展は国民が決めるものかと思います。この地上に経済発展のみを追いかけてきた結末は一体なんだったのでしょうか? 一見人類の光り輝く知恵の集結かの様に見えた日本の近代化も何かしら暗雲が立ち込め始めたのではないでしょうか?

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