この記事は1998年にミャンマーを訪問した際の日誌を再編集したものです
9.4ピー行き急行バス
ピーの街でみかけた消防車 |
ヤンゴンとピーの間は立派な道路が出来上がっています。ミャンマーの独立に力を尽くしたアンサン将軍の出身地がここです。そういえばここはどちらかと言うと地形的には行き詰まりの場所です。ここを経由して海につながり世界へと通じる事もありません。交易の中心として中国やインドへの国境に通じているのでもありません。かくして考えると政治的な配慮で作られた道路と見なせるでしょう。
この路線を運行するバス会社は数社あり、競争しているようで何処の会社もサービス合戦を繰り広げています。ヤンゴンのバスターミナルではほぼ同時刻に3から4本のピー行きのバスが発車します。その多くの車両は最近まで日本の高速道路で使われていたバスがそのまま充てられています。車体にはしっかりと西日本JRバス等と書き込まれたまま運行しています。内部には東武鉄道、関東バス株式会社等という表示も残したままです。 非常口とか、お降りの方はこのブザーを・・.等と残っています。何となく懐かしい気持ちで利用する事が出来ます。 今回はこのバスの乗客の中で外人は私一人です。
運転手と車掌と安全係りの3人のスタッフで運行されるピー行急行は250キロ短の道を6時間程の所要でぶっ飛ばします。今回はラッキーな事に道中夜の7時過ぎに夕食タイムとかでドライブインに休憩に入った時にスタッフが私を夕食に招待してくれました。丁度お腹も空いていた時間です。遠慮する事無く彼与と同席して一寸秦華に腹一杯詰め込みました。バスの乗車券は300チャット(150円)です。食事をまともに食べると150-200チャットの金額に匹赦します。 これで良いのでしょうか。スタッフの食事はそのドライブインからのプレゼントになるのがこの国での慣習のようです。私もそのおこぼれに預かったわけであります。 ご馳走様でした。
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