この記事は1998年にミャンマーを訪問した際の日誌を再編集したものです
10.3今日も停電
電柱はあるけれど |
地方では電気の事情が極めて悪いのが現状です。さてこの電気料金は政府の下で管理されていますから極めてその料金は安いのです。1KW当たり3チャットすなわち1円50銭の料金です。ですからどんな田舎のゲストハウスに泊っても惜しげも無く電気温水器でホットシャワーを利用する事が出来ます。エアコン付きの部屋が4から5ドルでどうして泊れるのか考え直してみるとどうもその秘密は電気代の安さにあるのではないでしょうか?しかし停電が続くのではエアコン付きの部屋は蒸し風呂になるのではないでしょうか?
ネパールでは電気料金は比較的高いので、通常太陽熱を利用した温水給湯システムが広く出回っています。 トレッキングの道中でホットシャワーが利用出来る場所には必ずこれが備えてあります。
パゴーでも頻繁に停電が発生しました。どうもこれは慢性的な現象です。多くの商店や家庭では自動車用の蓄電池とインバーターを併用して非常時に備えています。電気器具の店ではバッテリーも各種並んでいます。これは生活必需品の一部なのでしょう。ここパゴーの電気の供給ははるか500キロ以上も離れたタウンジーの近くの水力発電所から配電されているとの話です。日本では信じられない出来事です。送電ロスもかなり大きいでしょう。これだけの規模の町が存在するのなら普通はこの近くに火力発電所なるものが建設されそこから供給されるのが常識なのでしょうけども-。ミャンマーの感覚からすれば何ら疑問を挟む余地はないようです。
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