2017年3月2日木曜日

9.3バス、ラインカー



この記事は1998年にミャンマーを訪問した際の日誌を再編集したものです


9.3バス、ラインカー

左がボージョーマーケット
ヤンゴン市内を走るエアコンバスはスーレーパゴダから郊外のバスターミナルまで20チャットの料金です。 しかしこのバスの車内にはビニール袋が沢山ぶら下がっています。他の国には見られない奇妙な光景です。 良く考えてみるとこれはミャンマー人の大好物であるビートルナッツで作られたチュウインガムの吐き出しを目的として準備されている事に気がつきました。インドでは別名パンという名称で出回っています。 始めてこれを見る人にとっては彼らの口から真っ赤な液汁を吐き出すのを見て病人が血を吐いているのではないかと不安に感じる人も居るでしょう。 ミヤンマー人で真っ白な歯を備えた人は少ないようです。 そういえばピー行きのバスの座席にもこれが準備されていました。始めは高速バスで揺れが多いから気分が悪くなった時にお使い下さいと同じものかと思いましたが、この国では逆で気分が良くなったらお使い下さいという事なのでしょう。

大体に於いてミャンマーの長距離バスは市内へ乗り入れる事なく郊外のバスターミナルで終点をなります。これと市内を結ぶのが市内バスでもあり、時には軽トラック改造のトラックバス。現地語ではラインカーと呼ばれています。 時にはこのラインカーはヤンゴンからパゴーまでの80キロ程度の距離を移動する事もあります。 多くは満鼻になり次第発車となる乗り物です。 大体日本製のトヨタハイラックスの機種に20人から30人種乗ります。地方では屋根の上に荷物をたっぷりと積み込みさらに乗客も楽しむかのように屋根を選んで座ります。日本で言われている道路交通の安全基準等というのは此処では全く通用しません。対向車がいないと屋根の上に乗客がいてもかまわずにスピードをあげて走ります。もしかして遊園地のジェットコースターに似た快感が味わえるのではないでしょうか? 彼らにとっては大変な刺激となるのかも知れません。 世界共通で市街地に入ると屋根への乗車は規制されているのでしょう。 郊外に出てしまうと待っていたかのように若い連中は屋根の上に登って行きます。
以外とこの国の交通機関は、朝は早くから運行しますが夕方は早くから終了してしまいます。ミャンマーだけの話ではありません。インドネシアでも市内と空港を結ぶ市内バスは、朝は4時前から運行しますが夜は6時が最終という経験があります。早起の苦手な人にはミャンマー観光はむきません。マンダレーからインレーへ向う直通バスは朝の5時発の一本だけです。 パガンからインレーへ向うバスも朝5時発です。 マンダレーからパガンの船は朝の5時半か6時の出港です。 極めて健全な自然と共生した人生を送る事が出来るかも知れません。

0 件のコメント:

コメントを投稿