2013年11月19日火曜日

マレー紀行パート2 第01日目 KL市内散策


荷物も機内持ち込みになっているので、入国のスタンプが押されるとすぐに税関のゲートを通過することになりました。他の空港では信じられないほど簡単に手続きを終えることが出来ます。しかも入国審査は数年前からパスポートの呈示と指紋提出のみという簡略さです。ネパールのカトマンズ空港では、1時間以上かかるのはざらにあります。ビザを空港で取得するとなれば長蛇の列に並ぶのは覚悟しなければなりません。その間に続々と便が到着します。荷物の受取も混乱の極みで、どのターンテーブルから出てくるのか確認の手筈は皆無の状態です。まあ狭い場所に4台しかターンテーブルがないので、どの便がどれか多少の推測はつくのですが・・・・。それにしても、ここKLはスマートな空港そのものです。おまけに、空港から市内の便も完備、迷うことなく市内の随所にはほぼ一時間以内で到達することが出来ます。しかも、日本のように何千円もしません。10RM(300)OKというのも嬉しい空港です。60キロの距離を発達した高速道路網を利用して市街まで一気に進みます。こうして7時過ぎには予定通りメンバーが投宿しているYMCAに無事駆けつける事になりました。
YMCAはセントラル周辺で比較的安い部類に入ります。今まではMY HOTELが常宿として利用していました。雰囲気は悪くはないのですが、YMCAの方が静かで朝食も付いています。一泊2人で110RMですから日本円で換算すると3400円程度です。私達にとっては安心出来る宿の一つなのです。周辺にはこれより、ランクを上げると150RMとなり、勿論それ以上も数多くあります。巨大なビル群に囲まれたセントラル駅周辺は、やはり大都会です。一般的に海外での宿の料金は一室単位の表示が基本ですが、日本ではどうも1人単位として計算されるケースが多いので、錯覚を招きがちとなります。マレーシアの場合二人部屋と言えばダブルベットの部屋が一般的で、ツインが欲しい場合はその旨伝えなくてはなりません。高級ホテルでも二人で一万円も出せばすごく良い宿が取れるでしょう。
さて、皆さんお待ちかねで、私が到着する時刻に合わせて皆さんロビーでお待ちかねです。早速朝食を一緒に撮って打ち合わせに入ります。

今回の費用概算は現地での費用として10万円、私が立替をしたマレーシア国内航空券の費用として1万円と少々を徴収の予定でしたが、とりあえず18万円と航空券代立替の11万円強を準備してもらうことになりました。

なんだかんだしている間に時間はあっと言う間に過ぎてしまいます。現地調達で多少に日用品の買い込みもあります。近くの中華系の食堂で昼食を済ませてからチャイナタウン方面で繰り出すことになりました。

マレーシアでは、街の至る所に私設の両替所があり、銀行よりもレートが上回ることがしばしばあります。また、両替商によって多少の差額が発生します。一万円を両替すると320リンギットで交換する店もあれば、313リンギットしか来ない店もあります。その差はわずかかもしれませんが、大きな金額を交換するとなれば、大きな開きがあります。一万円に対して缶ビールが一つおまけでくるかどうかの差異となります。24万円分両替となると、缶ビール一箱プレゼントという結果になるわけです。くれぐれも両替は慎重にならざるを得ません。今回最もレートの良かったのは、コタラヤという中華街のショッピングモールの中にありました。ここには、いくつも銀行系の両替カウンターや私設両替所が店を構え、それぞれレートを明確に表示しています。ただ銀行及び両替商の売りと買いの二通りのレートが表示されているケースが多いので、早とちりをしてはいけません。昨年は1万円に対して380リンギットのレートが今年はアベノミクスとやらで円安に向かい320リンギットにしかなりません。ああ、これには愕然!コタラヤの正面玄関の入ったばかりの所にあるインド系の両替商が最もレートが良かったので、皆さんそれぞれ8万円ここで両替です。この店で最後に出てきたジョークが、旧の一万円札でした。一見すると偽札に見えてしまったのですが、ちゃんと透かしも入っていたし・・・・・やはり本物かな?でも手触りがちょっとねぇ。私が南インドのタミル語を混ぜて話をすると、陽気なインド人(南インド系)のおっさん達もニコニコしてくれました。

念願の両替を済ませて懐は暖かくというか、暑くなったのですが、全財産を預かった当人はちょっと緊張の連続です。常に気を配り肌身離さず身につけてなければなりません。自分の財布なら無くなっても自業自得、自己責任なのですがねぇ。24万円分の大金を懐にいだきながらの日々が続いて行きました。

両替を終えてからセントラル・マーケットでは、フィッシュマッサージとやらを楽しみ、足が軽くなった所で散策開始です。植民地時代の名残を留める独立広場周辺を歩き、図書館に立ち寄ると、もう日暮れ時で夕食が待っています。恒例となっている中華街の屋台村の一角で夕食が始まりました。今日からの楽しい日々が無事続きますように!

1 件のコメント:

  1. カトマンズ空港の非効率と混乱状態には、何度行っても
    慣れません。それにひきかえて LCCTエアポートは肩透かしを
    くったような簡単さです。日本の列車の乗降の方が緊張します。

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