2013年11月23日土曜日

マレー紀行パート2 第6日目 タンジュンアル岬

テノム駅前発KK行きのバスは朝8時の便があります。約130キロの道程を3時間半で結んでいます。しかも大型のハイデッカーのバスでシートは3人掛けの配列ですから、快適な旅が出来るのです。相乗りタクシー(乗客4人)だと1人当たり40リンギットですが、バスはその半額で我々を運んでくれます。時間が多少長くても、最低2時間毎にトイレ休憩があるし、広々とした席でゆったりとした気分で目的地に到達出来るのが利点です。我々はビジネスに来ているわけでもなく、のんびり旅行ですから、まさしく必要欠くべからずという存在です。定刻に出発したバスは標高1200メートルの峠を超えて3時間15分でコタキナバルに到着です。嬉しいことにバスの終点は我々が常宿にしていた世紀酒店から歩いてすぐの場所です。となると、ここで食事を兼ねてビールで乾杯というお決まりのコースに入り込んでしまうのです。


しかし、教は日曜日でガランとしています。いつもだと、複数の出店が、焼き魚や焼き鳥、ラーメンそして、お惣菜などが並ぶのですが、飲み物(ビール)のみの形となりました。仕方なく喉の乾きを潤してもう一軒のお店でカレーラーメンをご馳走になりました。これが結構美味でテレビのグルメ番組に出したいぐらい好評でした。

明日の飛行機は午前750分発のクチン行きを予約しています。そんなわけで空港近くの宿を確保してあります。食事を終えてゆっくりと街の南にある市内バスの停留所へは歩いて10分ほどです。市内バスに載って20分ほどで海岸に到着です。運転手は気を利かせて丁度宿の前に停止してくれました。バス停は更に200メートルほど離れているのですが、そんな事はお構いなしで愛想よく面倒を見てくれるのです。しかも12リンギット(60円)の運賃です
さて、宿についたものの、受付には誰もいません。玄関も二階にあるロビーも開けたままで静まり帰っています。この現象はマレーシアには良くあることで、私にとっては何も不思議ではありません。通常マレーシアの小規模なゲストハウスやホステルはホテルと違って24時間受け付けの対応はしていません。予約時に大まかに到着時刻を連絡すると、その時間に対応してくれるのが常です。受付を終えると部屋の鍵と出入口の鍵が渡されてご自由にお使いくださいという形式になっています。宿の出入口は自由で、二階にあるロビーも自由に人が出入り出来る仕組みになっています。我々は宿のスタッフが来るまで(丁度昼ごはんに出かけていたようです。)ロビーのソファーで一眠りです。勿論キッチンも付いて自炊も可能ですから、甘ったるいコーヒーを入れて待機です。

待つこと約1時間、人の気配がし、ようやく受付完了です。前金を差し引いた全額を払い込んで歩いて5分のビーチ周辺の散策にでかけました。前回訪問して予約していた部屋よりも、良い部屋を提供してくれました。料金は決して安くはありません。二人部屋で72リンギットですから、KK市内の宿とほぼ同じです。しかし、ここは地の利が良いわけで、何しろビーチへは5分、空港へは10分の距離です。

でも、他に客の姿は見えず、我々だけで貸し切りをしたも同然です。夜は外での食事が終わってから、広々としたロビーでゆっくりと時間を過ごしたのは当然です。

歩いて5分のタンジュンアルの海岸は地元の客で賑わっていました。そんな中童心に帰って砂と戯れるひとときを過ごし、ちょっと洒落たパブで焼き鳥とビールで喉を潤し夕日を眺める一時を過ごしたわけです。明日は早起きしなければなりません。


1 件のコメント:

  1. タンジュンアルの海岸は、今回の訪問地のなかでは、一番のリゾート地でした。
    最も我々の旅のスタイルは、費用の高いリゾート地は避けて通るので、これは
    当然かもしれません。海岸は、旅行客と地元の人達で賑わい、飲食店も並んで
    います。ここでゆったり眺めた南シナ海に沈む夕日は絶景でした。

    返信削除