2013年11月29日金曜日

マレー紀行パート2 第12日目 博物館とケランタンの伝統芸能

今日は恒例の博物館回りです。まずは手始めに戦争博物館とかに出かけます。ここは、太平洋戦争や、マレーシア独立運動の展示などが集められてっとり早く知識を得ることが出来、興味も湧いてきます。がらんとした博物館ですが、手入れも行き届きまずまずの雰囲気です。学校が休みになっていないのか、入館者は我々のみで誰もいません。落ち着いた植民地風の建物は一時、日本軍の司令棟としても使われたそうで、立派な建物です。


それに続いて、イスラム博物館、州立モスク(回教寺院)そして王宮博物館と並んでいます。残り2つの博物館を見学すれば、もう今日の役目は終わりです。博物館ばかり巡っていると、どれも同じように見えて何が何だのかわからなくなり、心には残りません。マラッカはオランダ広場の周囲に10以上もの博物館が並び、全部見て回ると1日では足りません。

午後三時半からは、ここケランタン州の伝統芸能が披露されるということで、昼食を取って一旦部屋に帰り一休みとなりました。ケランタン州の文化センターが会場ですが、宿から歩いて15分の距離ですから、タクシーなどは必要ありません。散歩がてら、ぶらぶら会場に向かいました。

さて、定刻に到着したものの、ひっそりとしています。観光客の姿もまばらで、私達の他に二人ほど外人がいるだけです。もしや、中止になるのではと思いきや、たどたどしい日本語を操るおっさんの司会で幕開けです。

伝統のコマ回しや格闘技、太鼓を主体とした民族音楽そして軽快なガメロン音楽風の木琴叩きがメインのプログラムです。文化センターの一角には、この州で盛んなバテック(ロウケツ染め)の実演販売コーナーがあり、参加者の目を楽しませてくれます。参加者も次第に増え、マレーの家族連れなど10人ほどに膨れ上がり、まずは一安心したものです。

一時間ばかり、こうした無料のショーを楽しんでから、街を散策です。この州の大半はイスラム教徒が多いので、ビールの看板を見かけるのは、中華街周辺しかありません。やたらとスカーフをかぶった女性が多く目に入るのも、この州ならではの事です。文化の違いをまざまざと見せつけてくれます。

こうして、今日も1日があっと言う間に終わってしまいます。夕食はいつもの中華街の屋台村です。何故か、ここの焼き飯に人気があり、ちょっと足の悪い中国系の爺さんが作っています。我々が日本人とわかると「イチ、ニィ、サン」と愛想を降りまいてくれます。そして、この秘伝の焼き飯は、その後いつも食事の時に話題となりました。

さて、スマホを持ち歩いての旅ですが、翻訳すれば多機能携帯電話という意味があるのですが、結構役立っています。電話機能の他にGPSが付いていますから、GPSをオンの状態で撮影すると、どこで撮影したのか後日の判定に便利な道具です。

GPS機能をオンにして撮影した画像をピカサというGoogle社の提供しているソフトで閲覧すると、見事に撮影場所が表示される仕組みになっています。これだと、何時何処で何をしていたか、バレバレになってしまいますが、その日の行動を思い出すには欠かせないツールです。参考までに下のリンクをクリックしてみてください




伝統芸能 その1 コマ回し


伝統芸能 その2 民族楽器

1 件のコメント:

  1. コタバルはとてもリラックスできる、マレーシア東海岸にある静かな街でした。
    街の規模も適度の規模(それでも道に迷った)。イスラム色の強い特異な
    雰囲気。博物館も見ごたえあり。リバーもある。なによりも屋台村では
    (昔の)オネエチャンがビールを注いでくれる。

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