カンポット
メコン川の遊覧船 |
バスの終点は市場付近です。そこから歩いて10分圏内にはゲストハウスなどが20軒ばかりあり、選択肢も多くあります。そんな中で一番安い宿を見つけて宿泊しました。トイレ共有、個室で6ドルの部屋です。しかし、この部屋は鍵がかかりません。まあ、安全そうだし、心配はいらないだろうということで、一晩泊まってみることにしました。
朝の出発が早かったので、この町には10時過ぎに到着です。宿を決めて町を散策し、食堂に入りました。看板には料理の絵と金額が表示されているので、わかりやすいものです。ともかく適当に絵を指さして注文確定です。
それが、後に大きな問題を起こしました。夕方になってお腹の調子がすこぶる不調です。トイレに駆け込むと水様状の便が出ます。今行ったかと思うと又催して来ます。日本から持参した胃腸薬、整腸薬を試しても、全然効き目がありません。1時間の間に5回ほど行ったでしょうか?もうこうなると、絶食して収まるまで待つしかありません。止む無く近くの薬局にでかけ、ゴーグル翻訳の画面で「下痢の薬」をカンボジアで示して購入しました。
これが、絶妙に効果を発揮したのです。空腹で薬を飲むことは良くありません。幸いに英語を話す薬剤師は丁寧に説明をしてくれました。
こうして翌日は宿の変更です。投宿している宿から5軒ほど隣に人気がなさそうな宿がありました。ここはトイレ・シャワーがついて7ドルです。モルタル造りの一般的な部屋ですが、エアコンもあり、静かな環境です。宿の親父さんは、ちょっと無愛想な感じでしたが、値段の割に設備はしっかりしています。今日から安心して過ごせるようです。
昨日の下痢の恐怖は、様々な憶測を呼び込みました。悪性の下痢?腸チフスにかかったのでは?病院で見てもらったほうがいいのかな?どうも食あたりにしては、症状が異常?
そんな疑心暗鬼が続いたのですが、翌日からは、次第に回復しました。安心して町を散策することができました。
メコン川沿いには、遊歩道が整備され、夕日がとてもきれいに映えています。日中はエアコンが欲しくなりますが、気候もすこぶる温暖快適な土地柄でした。格別に名勝があるわけではないのですがのんびり過ごすには、最適の土地です。タイの観光地のようなケバケバしさもなく、おっとりとした町でした。
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