ド田舎の学園! |
その手当の一例が昼食手当という不思議なものがあります。
今日は終日麻薬追放のセミナーがありました。そんなわけで私のワークショップは中止です。9時から17時の予定で、開始当時は50人ほどの学生が参加していましたが、午後からは半分に減りました。4時にはしずしずと市長夫人の講演会でした。うわぁ大肥りの女性で貫禄十分です。頭にベールを被り、颯爽と講演をしています。聞く所によるとバンドン大学でIT関連の講義をしているそうです。開始の時は、4人ほど有名人というか、関係者が登場です。麻薬捜査官から、医師関連からなどなどメンバーが次々と講演をしています。
セミナーの途中で抜け出して副学長のノビアルティさんには、個人授業です。私が日本で準備した彼女のウエブサイトに関しての説明とそのメンテの方法に関して説明と実践を行いましたが、自動車免許の取得と同じで年齢と共に時間がかかります。この部分はラムジルにも応援をお願いして、およそ2時間の学習が終わりました。
学内を徘徊していると学長とばったり顔を合わせます。何しろ職員(教師を含めて)30名ほど学生数300人のこじんまりとした世界ですから当然です。彼女から新しい要望が届きました。「私の専門の土木科の学生にエクセルを教えてくれませんか?」即了解と返答すると、学生の有志がすぐに参加者を募り、月曜日の午後10時から2時間開講することになりました。何故かわかりませんが、私の了解がでると、参加希望者リストが数時間の間に届くという異例の速さで物事が進行しました。
昨年守衛をしていたアントンは健在です。しかし今年からは土木科の学生も兼ねています。いつも陽気な彼は今日も笑顔を忘れません。奥さんが看護婦をしているとかで裕福な家庭に暮らしています。勤務中でも、奥さんの送迎は欠かすことはありません。授業は夕方受けますから、仕事と兼務です。守衛室ではいつもYouTubeのカラオケを聞きながら自分の歌声に酔いしれています。もう、南国的おおらかさが漂っています。守衛といっても、人の出入りがあっても、一生懸命スマホの画面に熱中です。
飲みかけのコーヒー(ブラック濃糖がインドネシア人のお好み)をテーブルに置いて時々タバコを更かしながら悠々と人生を満喫しています。婿に行った先が裕福なのでしょうか。奥さんが看護婦をしているというのも好条件です。そんな彼がたばこの話をしてくれました。この国でもタバコの箱には強烈な絵が入っています。タバコの害をアピールした画像で肺がただれていたり、歯茎が真っ黒だったりしたものが大半です。彼らによると、「これはね、嘘っぱちですよ。心配しないでください。こんなようにはなりませんから、一日一箱は安全圏です。」あっと驚く回答が出てきました。タバコ税も物価からすると高額です。一本500ルピアですから4円になります。一箱だと80円すなわち10,000ルピアが税金です。一箱20,000ルピアのタバコですから、二度食事ができます。この国の男性は税金を払うために一生懸命タバコを吸い、一生懸命働いているようです。タバコエンゲル係数が極めて高い国の一つでしょう。
夕方5時頃皆が帰る頃に学生の一人リズキーに会いました。学生は全員スマホを所持していますが、多くはフェイスブックやホワッツアップなどのSNSを中心に使っています。他のアプリを使うことはほぼありません。そんな彼にスマホに内蔵されているGPS機能を利用して大学から自宅までのルートを記録する方法を伝授しました。若い人々は要領が良く3分ほど説明したら、月曜日に会った時にはしっかりと記録していました。
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