スマトラ2018 11月30日（金曜日）ブログ作成、コーヒー－酒場

居酒屋風喫茶店（アルコール禁止）

昨夜はオマールさんの招待で夜8時過ぎにコーヒー酒場にでかけました。酒場といっても、ここはイスラム社会ですから、アルコール飲料の提供はありません。その代り、様々な飲み物が揃っています。コーヒーと言っても変化に富んでいます。この地域の人々の愛するのは卵入りコーヒーです。コーヒーに卵黄が入っています。高温だと固まってしまうので、固まらない程度の中温で登場です。これを飲むと元気が出るからと進められて初の体験です。うううん。微妙な味がします。思ったほど生臭くはありませんが、若干ネッチリしたコーヒーと表現しましょうか？日本のコーヒーショップのように、酸味、苦味、コクを味わうという分類ではなく、異質な体験です。

大学から出発する時の話では1時間ほどで戻ってくるから、一緒に行きませんかと勧誘を受けました。それで気楽に連行されてしまいました。帰着したのは午後11時半です。何と3時間もの間お店にいたことになります。酒場といっても、営業時間は午後2時から深夜12時までになっており、一種の社交場という雰囲気です。奥にはステージのようなものがあり、ネオンサインできらびやかに飾ってあります。まるで、ベリーダンスの会場という室内装飾です。勿論ダンスが開催されることは皆無でしょう。

オマールさんが、事前にリーダーに連絡したようで、酒場の駐車場で待ち構えていました。車から降りると、彼が待ち構えて握手を求めてきました。ええぇと誰だったかな？今日エクセルの講義をした土木科の学生の一人です。案内されて店内に入ると、既に20名ほどの学生がテーブルを連結して、何か議論しています。彼らは時々、ここに集まって学内の問題を討議したりしているそうです。今日のテーマは新入生との会話が少ない状況なので、どうすれば良いかというのが一つ、そして次回開催予定の外部からの講師を交えて、講義のススメ方についての検討会です。このグループは最終学年の学生ですから、新入生とは4歳ぐらい離れています。見る所、やはり落ち着きがあります。皆真剣な眼差しで議論に参加しています。彼らの視力、聴力の高いのには、驚きます。小声で話していても、遠くにいても聞こえるようです。何しろ皆が集まっている中央の席にそんな中で案内されて、色々と質問攻めにあいました。質問と言っても、彼らの英語力だと高度な質問が来るわけはありません。そんな中で二組ほど流しのギター演奏がありました。

この夜専用の喫茶店はモダンな造りで、人気があり、7組ぐらい先客があります。家族連れだったり、男同士だったり。さすが公共の場所で男女が語り会うことはご法度ですから、こうした構成にならざるを得ないのでしょう。

学生たち

話を元戻しましょう。今日はブログの実践です。女子学生はお菓子のレシピを題材にしてブログを発信しようとしています。ある学生はスマトラの山をテーマにしたブログを作成しようとしています。皆がそれぞれのアイデァで何かを発信しようと頑張っています。

ただ残念なのは、文章といい、画像といいコピー・ペーストが主体となってしまいました。ワードの練習の時に自分の文章を作成するように説明しましたが、文章を書くという力は世界どこでも、若い人々にとっては苦手となっているようです。文章を書く能力をつけるには、読書しなければなりません。若い人々は本を読むという習慣から離れてしまいました。昔は手紙を書くという習慣があり、これには手順を追ってわかりやすく書く必要があります。スマホの発達でメッセージのやり取りが頻繁に行われるようになりましたが、そこにでは、新しい造語と短縮形が天下をとったような社会です。SNSのメッセージは、怪文書の塊で、高年代の人々にとっては外国語的存在になりつつあります。どのような対策を取れば良いものか、ここでも教師達は悩んでいます。