2017年11月19日日曜日

スマトラ紀行(7)サモシール島半周

パラバットへの船乗り場
今日も少し緊張の日でした。昔の面影はまだ残っていますが、今一つ要領を得ません。10時20分ごろのバスでTOMOKに向かいました。40キロありますから約1時間要しました。その後は船がすぐ出発です。12時の出港で30分後にはパラバット到着です。
今日も宿探しです。大体このあたりの相場は150,000ルピアですが、値切って100,000ルピアに決定です。このあたりの宿の仕組みは宿帳を書く必要もなく、金を払って鍵をもらうだけです。のんびりしすぎの傾向です。昨日の宿も今日の宿も日中はひっそりとしていて、宿の管理人を探すのが一苦労です。待つこと30分ようやくやって来ました。150,000を値切って100,000に成立です。
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立ち寄ったお店の人がとても親切で、タバコを購入して、安い宿ないですかと訪ねたら、向かいの宿は10万ルピアでOKなはずですよと進めてくれました。それで、出かけたものの誰もいません。近所の人に探してもらうも拉致があきません。待つこと30分バイクで従業員が戻ってきました。部屋はあるけど掃除が終わっていないから、向かいの店でお茶でも飲んで待っていてくださいとの事です。
詳細な地図と画像はここをクリックすると閲覧出来ます。

待つこと30分ようやく準備完了です。トイレ付きの部屋でまずまずの感じ。でも昨日のバングルーランの宿がもっと気持ちよかったですね。広い庭があって、もう一泊しても良さそうな宿でした。しかしここでもネットはありません。こうして比較するとSIBAYAKが優マークでした。

予定よりも早くパラパット到着です。さて明日はブキッテンギに向かわなければなりません。もうインドネシア到着してから6日目です。バス駅は市内から歩いて30分ほどの場所にあります。行きはオプレット(小型乗り合いワゴン)4000ルピア均一を利用し、帰りは歩いて帰ることにしました。やはりこうした場面でもスマホが大活躍してくれます。これで、随分昔と旅のパターンが異なってきました。40年前の旅では、市街地図が必須でした。太陽の角度、付近のランドマーク、遠くに見える山並みの位置などを頭の中にインプットしながら、方向音痴にならないように歩いたものです。今はスマホの画面が現在地を性格に教えてくれます。最近のデジタルマップは些細な小道まで表示されていますから、迷うことはありません。それは、電池切れの時にはそうなるでしょうが・・・・。
船もバスも予想外に価格がやすかったのが助かります。しかしパタンへのバスは無茶高いのでびっくりです。ここパラバットからブキッテンギへは、毎日バスが2本運行され、いずれもメダンが出発地点です。トイレ付きの49人乗りのバスは240,000ルピア、トイレなしのバスだと210,000ルピアと大差はありません。それで、用心のためにトイレ付きのバスを利用することにしました。ALS(ANDALAS LINTAS SUMATRAの略)インドネシア語の発音ではエーアルエスとなります。この会社はメダンからスマトラ、そして中部ジャワのジョグジャカルタ行きの3泊3日のバスも運行している大きな会社です。最近は世界的な傾向で格安航空会社の出現で乗客の数は減少しているようです。ちなみに、メダンからパダンは500キロほどありますが、飛行機では30ドル、バス(トイレ付)だと20ドルですから、疲れ具合や時間のロスを考えれば、飛行機は決して高くはありません。
メダンの政府観光局でメダンとパダンの交通機関について訪ねたら、飛行機は60万ルピアほどですね。バスは25万ルピアですねぇ。返答がありました。実際はネット上で、税金等コミコミで30ドル前後で販売されています。いわゆる、政府機関とうのは、どうも古い情報しか持ち合わせていないようです。成る程、この区間を政府御用達の飛行機会社ガルーダで飛ぶとなれば、一度ジャカルタに着いてから乗り換えてパダンですから、金額も60万ルピアになってしまいます。メダンからジャカルタへの料金は時期によって100ドルほどすることがあるそうです。となると関空からクアラルンプールと同じ料金です。バスの料金24万ルピア(パラバットからブキッテンギ)はKULからメダンへの飛行機代と同額です。
さて、この窓口のおっさんは、どうも胡散臭い人物です。ALS社公認の窓口ですから信頼するしかありません。後で気が付きましたが、3万ルピアほど上積みされていたようです。同じ日にここで切符を購入したインドネシアのオッサンも同じ料金を払っていたようです。3万ルピアというと、かなりの大金です。食事が三回出来ます。しかし日本円で考えると300円しないんですけどね。
時折雨模様になりますが、それが返って湖の景観を高めてくれました。どんよりとした雲の下に大きな湖が広がっています。琵琶湖は長さが63.5キロで幅が22.8キロで面積で言えば3174平米です。それに比べるとトバ湖は長さ100キロ幅30キロで面積は1000平米ありますから、その広さには驚きます。さて、夕食の時間となりました。ブラブラと散策を兼ねて入った食堂は観光客向けではなく、現地の人々が出入りする庶民のお店です。何と料金は8000ルピア(70円)でお腹が一杯になります。昨日は土曜日だったので宿泊客が多くいたのでしょう。今日はひっそりとしています。静かな夜となりました。


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