2016年12月1日木曜日

モールメインからパハンへ

モールメインからパハン
約60キロ






















今日はモールメインからパハンへ移動です。宿を朝9時5分に出発して、パハン行きの切符売り場までは昨日チェックしてあるので安心安全です。歩いておよそ15分ほどの距離にあります。さて、切符売り場に到着したのが9時20分ちょうどでした。事前に聞いていた1000チャット(86円)を支払うと紙切れみたいなものをもらいました。切符には座席番号と出発時刻が記載してありますが、これ全てミャンマー数字でカタツムリの丸文字だらけです。そばで待っている乗り合いピックアップには、
同方面に向かうおばちゃん2名が乗り込んでいました。「貴方は、どちらへ?パハンですか?」と話かけながら風通しの良いピックアップの後部席はいわゆるロングシートの形で席が配置してあります。私が乗り込むと同時にピックアップは出発です。どこへ行くかと思いきや、通称ハイウェイスターターミナルに向かって走ること15分。様々な大型バスが並んでいます。バスは私たちを待っていたようで、これも乗り込むとすぐエンジンをかけて出発でした。今日はタイミングが良すぎて、スイスイと事が運んでいます。10時発のバスに乗り込む予定が9時半の便をゲットし、予定のパハンに到着したのは11時20分前でした。ありがたい事にバスは宿の近くを通過するので、そこで下車です。事前に確かめておいたSOE Brothers Guest Houseの隣の宿が狙い目でした。モールメインの宿は15年前は外国人旅行者も殆どなく、静かな宿でしたが、今は8割方外国人で埋まっています。多くは、隣国タイランドから陸路でミャンマーへ入る旅行者の中継地になっています。殆どの客は朝8時半の船でパハンに向かいます。朝方8時半過ぎには、船着き場へ向かう専用のピックアップトラックは外人を満載して走り去りました。当方は格安86円のバスで向かいます。前後関係からすると、パハンの市街も外人がぞろぞろ徘徊するわけです。となると有名処の宿は欧米人で満杯でしょう。それを避けて、数軒離れたHIN THARゲストハウスを狙いました。事前にWIKI TRAVELで調べた
昼はシャンカオソエ
今日の宿

このバスまだ稼働

この地域の風景
夕日が美しい


ように、すんなりと見つかりました。薄暗い玄関を入ると少年が留守番をしていたので、声をかけると宿の旦那が登場。値段は7000チャット(600円)と今までで一番安い宿です。うううん。ちょっと薄暗い感じ。でも旦那は愛想がいいし、旦那の方から「部屋を見る?」と声がかかったので、まずは確認です。インドの格安の宿とほぼ変わりません。ただ普通の日本人の目からすると、お化け屋敷、ゴミ屋敷に見えるかもしれません。受付時にはパスポートの提示が求められます。コピーをしようと努力していますが、イマイチ不調です。どうもドナーが詰まったようです。何度もトライしても、機械は受け付けてくれません。電圧が低かったり、親分はドナーを引き抜いて差し替えてみたりもしています。ようやく複写が完了!あれまあ下の部分に太い黒線が入り込んでいます。日本では不良コピーとして戻されるわけですが、ここでは、パスポートに記載してある内容が分かればそれでOKです。そんなおおらかな、規則にこだわらないミャンマー主義が旅の醍醐味と言えるでしょう。受付が終わって旦那と少しばかりお話をしました。
「うちの宿はめったに外人なんて来ないよ!隣のSOEは一杯だけどね。こっちはもっぱらローカル客専門だわさ。貴方は日本人かね。中国人かと思っていたけど。今はね。アフリカのナイジェリア人が泊まっているよ。あんたを合わせて二人だけだね」
「ここは7000チャットだよ。隣は10000チャット超えるんだよ。そうすりゃ食事2回分は違うね」「そうだね。寝てしまえば、おんなじだもん」と私が答えると旦那は益々上機嫌になりました。
ミャンマーという国は寺院群の遺跡が乱立するパガンと風光明媚なインレー湖やンガパリビーチ等を除いてこれといった大きな観光資源はありませんが、人々の気の良さ、そしてあまりにもかけ離れた世界、すなわち日本の50年ほど前の生活を垣間見ることが出来るという点も魅力かもしれません。新旧が入り混じった世界です。モールメインでは最新の巨大なスーパーマーケット(冷房完備)があり、車で駆け付けるというよりも、バイクでショッピングに駆け付けるという光景を目にしました。人口350万のモールメインには信号は数えるほどしかありません。よしんば信号があっても、歩行者は完全無視で信号が赤でも車が来なければ平気で横断します。そもそも、市内の交通は意外と皆ゆっくりと走っていますから、安心して動けます。様々な部分で様々な光景を飽きる事なく見出すのがミャンマーの旅ともいえるでしょう。
さて、ここで、旅のヒントとして、スマホ活用術を掲載しましょう。
①ヤンゴン空港でSIMカードをゲットする。パスポートを提示するとその場でSIMカード発行してくれます。スマホを渡すと設定もしてくれます。今回は4500チャットプラス1000チャットのトップアップ(チャージ)で5500チャットを支払いました。この料金には1000チャット分の通話と1GBのネット分が含まれています。
②早速GOOGLE MAPを開いてヤンゴン空港近くのPa Wet Seik Gonという駅を検索します。経路を徒歩で表示させ、表示通りに進めば、記載してあるように25分で到着することが出来ます。交差点で、道を間違っても安心です。画面を見ると一目で違う道に紛れ込んだこともわかります。これだと初めてヤンゴンに来る人でも迷うことはありますまい。私は以前、この道を歩いたことがあるので、大体の記憶はあるわけですが、一部定かではありません。このGoogle Mapは結構役立ちわけです。同じAIRASIAでバンコクから乗り込んだフランス人も同様な手法でヤンゴン駅に向かいました。30分ほど待って市内へ向かう列車に乗り込み、40分後にはヤンゴン駅に降り立つことが出来ました。ちなみに列車運賃は8円という破格な値段でした。
③空港についてSIMカードを入れると電話機能も使えます。早速友人に連絡をすることも簡単にできました。
④そして今日は新しい街パハンの安宿をネット上でマークすることによって、どこでバスを下車すればよいかも一発で分かります。
バッテリーの充電は常に満タンにしてお来ましょう。街歩きにも必須なツールになりつづあります。しかし、同時にアナログ的思考で現地の人々にも声をかける事も大切です。


0 件のコメント:

コメントを投稿