洞窟寺院 |
ご自慢のトヨタ2009モデル |
ここ、タージィは鉄道の分岐点で東へ行くとインレー湖やシャン州の州都タウンジーに向かう路線、北に向かうとミャンマー第二の都市マンダレーそして南はヤンゴンで西の方向にパガンがあります。最近は道路状況が大幅に改善され、人や物資の輸送は道路が主体となっています。タージィの西数キロ先はミッチラという比較的大きな町があり、ここには、日本の慰霊碑があるとかで、時々日本からの訪問客もあるそうです。さて、朝7時過ぎに目が覚め周辺をウロウロ、カラオ行きの交通機関を探してみました。宿の前に一台の小型バンが止まっていて、客引きをしています。料金は昨夜宿で聞いた通り5000チャットです。所でどうも、この乗り合いバンは、満席になったら出発するというタイプの乗り物です。急ぐ事はありますまい。満席になったら次の便で行けばと思い、まずは朝食に出かけたのですが、まだ動く気配はありません。後4人程集まれば出発です。そんなわけで、私たちも仲間入りで15分もしない間に出発となりました。昔はこの区間は乗り合いトラック(ピックアップ)が走っていましたが、今は進化してバンのタイプになりました。その分料金も値上がりしましたが、快適さは保証されています。30分ほどは平地を走り、後は山道を疾走していきます。これだと予定より早くつくと思いきや、ドライブインで延々と30分休憩です。結局所要時間3時間でカロ―に到着です。
標高1300メーターのカロ―は高原のリゾート的な存在で、こじんまりとした落ち着いた様相を呈しています。昔に比べると宿の数も増え、その設備も豪華になりました。ミニバンを降りてから、まずはお茶の時間です。その間に私が宿の下見です。こうした場合二人で動くのはとても助かります。荷物は置いたまま、空身で宿探しが出来るので何かと便利です。事前にネットで宿情報を仕入れてあるので、まずはMya Sabaiゲストハウスを偵察です。宿の若旦那は対応も良く、部屋も明るく快適そうです。迷う事なく、ここに決定です。私の部屋はトイレが共同ですが、日当たりが良く快適そのものです。岩田さんの部屋はトイレとシャワーがついています。清潔で綺麗なんですが、宿の特別サービスなのでしょうか、殺虫剤(スプレー)をまき散らしたようで、いつまでも匂いが取れません。そんなちょっと不幸な場面に遭遇することもあるようです。ちょっと休憩したのち、この街の主要観光ポイントを車で回ることになりました。タクシーはいくらぐらいか相談すると、「それでは、今呼びましょう」となったんですが、結局自分達の車を車庫から出して、それを利用することになりました。聞くところによると2009年モデルのトヨタで「この車はとても良いですよ」と自慢していました。なるほど、宝物を扱うがごとく丁寧な使い方でした。宿の若旦那が自らハンドルを握り、多少のガイド役を兼ねて運転してくれました。三か所を周る予定でしたが、帰りには市場へも立ち寄ってもらいました。ここカロ―は英語く植民地時代の名残を感じる町です。英国風の建物もいくつか残っています。第二次世界大戦の時は日本の駐屯地もあったそうです。そして、今もここにはミャンマーの軍事大学が広大な敷地に広がっていました。
先ずは、竹で出来た仏像のある寺院、そして洞窟寺院、最後にキリスト教会を周って一時間半ほどで終了しました。これで、カロ―での目的は無事完了です。後は市場をぶらぶら散策です。午後からは、夕食の材料の買い出しが待っていました。市場で野菜を買って今夜も簡易鍋をつつくことになったのです。今日で旅は4日目です。毎日宿を変えるながらの旅は結構しんどいものがありますが・・・・。これは致し方ありません。
2001年に訪問したカロ―の街は本当にこじんまりとしていました。しかし今回は電気事情も良く、夜になると煌々とイルミネーションに輝いていました。明日はいよいよインレー湖に向かいます。
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