2013年12月7日土曜日

マレー紀行パート2 第20日目タイピン動物園

今日はタイピンから再びイポーに移動する予定ですが、午前中に動物園を見学してから出かけることになりました。動物園は宿から近いタイピンガーデンに沿って15分ほど歩くと到着出来る距離にあります。朝の爽やかな散策を兼ねて、いざ動物園に向かったのです。

入場料は18リンギットと記載してありますが、良くみると60歳以上は半額と表示してあります。我々全員がその対象となるので、早速パスポートを呈示し、割引料金の8リンギットで入場することが出来ました。

まずは無料のトロッコが30分ほどかけて園内を音声マイク付きで軽く一周してくれます。その後は自由に園内を観察してくださいという方式はありがたいものです。ここでは、オランウータンやサルに人気があるようで見ていても飽きが来ません。

獰猛な動物は、厳重にオリの中に囲まれて出れないようにしてあるのですが、お猿さんの類になると、半オープンスペースに設定してあるので、垣根を超えて他のサルの集団に混じったりしているのが面白いわけです。

園内の入り口にはちょっと洒落たカフェテリアがあり、ここでお茶の一時です。カフェテリアは、ネッシーが住んでいそうな湖に面して眺めの良い場所にあり、楽しい一時を過ごすことが出来ます。

熱帯特有の綺麗な色彩を持つ艶やかな鳥も数多くいます。まるで、ジャングルに迷い込んだように、奇声があちこちから響きます。動物園のファンならば、まだまだゆっくりと園内を観察していたい事でしょう。私達が予定しているのは、午後2時発のイポー行きのバスです。逆算して1時頃には昼食を済ませてバス駅に向かわなければなりません。

皆さんが昼食に着くやいなや、当方は一足先にバス駅で予約を済ませて戻ってきました。これが以外と役だったようで、私達がバス駅へ30分前に到着した時は、2時発のバスは既に満席になって、次の3時の便しか空席はありません。複数で旅をすると、こうして、誰かが別行動を取れるという融通が効くのが便利です。

このタイピンという街へは30年ほど前に訪問した土地です。今のバス駅はそのままの姿なのでしょう。私にとっては懐かしい記憶があります。最近になって、ここから7キロほど離れた場所に新しいバスセンターが出来、KLや主要な都市へのバスは新バス駅からの発着になりました。イポーでもタイピンでも昔は長距離バス駅と市内バス駅は同じ建物にあり、便利が良かったのですが・・・・

しかし、最近マレーシア各地は新しいバス駅の建設ラッシュです。KL市内の南方面専用のバス駅は最新の設備を有しています。昨年改装された中華街の近くにあるプド・ラヤバス駅もモダンな建物になりました。地方でも新しいバスセンターが完成しています。しかし、設計のミスというか、見込み違いなる現象が生じているのも良く見かけます。

新しいバス駅としてターミナル2とか言う名称で今までの繁華街から離れた郊外に出来たセレンバンの新駅は、建物だけが、虚しく輝いているようです。矢張り便利の良いマレー国鉄のセレンバン駅近くにある旧ターミナルから今でも、全てのバスが発着し、賑いを見せています。いわゆる再開発の設計ミスなのでしょう。やはりそこは、石油産出国としての富があるからこそ、誰も損害を被っていないのかもしれません。何処の国でも無駄遣いは多いものですね。


こうして、予定通り2時のバスに乗車、3時半にはイポーに到着です。今回は市内バスを利用して宿の近くまで行くことにしました。イポーの市場は別名スーパーキンタという名称で親しまれています。多くのバスがここを通過することは、前回のイポー訪問で調査済みです。土地勘も備わってきました。しかも、まだ学校は休みではないので、宿の予約も不要で、飛び込みでも断られることはないと踏みました。しかも、この宿の従業員のマナーが結構良いのです。前回宿泊した宿が予想以上に快適だったのでもう一泊することになりました。しかも、今日ここまで進んでおけば明日の行程が楽になりそうです。k

1 件のコメント:

  1. たまには動物園も良いものです。ほとんど動かないオラウータン
    を、こちらも負けずにじっと眺め続けて、ゆっくりと時間が経って
    いきます。10年ぶり位の動物園だったでしょうか。

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