2012年11月3日土曜日

マレー紀行―旅の始め(10月19日)

Air-Asia
今日が旅の第一日目です。私の方は以前からAir Asiaを利用していたのですが、友人のN氏は初めての体験です。巷では様々な珍説が出まわっているようです。座席の間隔が狭いのではないだろうか?機体の整備は万全なものか?定刻通りの出発になるのだろうか?ともかく価格が通常の飛行機会社の半額、もしくはそれ以下で販売されています。今回私が購入したのは16000円、友人は13000円でした。しかし、この価格はもう少し待てば9000円程度まで下がっていました。16000円のプロモーション価格が発表された時に、「これはチャンス!」と思いきや、一週間後にはさらに値下がりをして13000円。そして最終的には9000円まで下降したわけです。航空券をいつ手配するか、どの価格で入手できるのか、まるで賭け事をしているかのような錯覚に陥ります。
概して、日本とマレーシアの平日期間、すなわち学校の休みや特別な祭礼の時期の前後は価格が下がっているようです。10月中旬は日本では特別の行事もありません、マレーシアでは11月から50日ほど学校が長期休暇に入ります。というわけで、この期間の前が大当たりしたわけです。どちらかというと、羽田便よりも関空便のほうが安い傾向にあります。ネットを通して購入する場合は慎重
に便を選ばなくてはなりません。到着時刻や出発時刻に無理がないように、また路線によっては毎日就航というわけではありません。さらに、預ける荷物の有無、保険加入の有無、座席の選択、食事の要不要などそれぞれの項目に合わせてチェックして行かなければなりません。まるで、クイズをやっているような感じがしないでもありません。でも、その成果ありとかで、格安がゲット出来るわけです。
こうしたLCC(Low Cost Carrier)の展開によって、航空券の確保は大きく変わりました。以前友人との海外への旅は旅行代理店を通して購入しました。、予定した日時に席が取れるかどうか直近にならないとわからない場合が多かったのですが、NET販売の場合はクレジットカードで決済が終わるとすぐに航空券がメイルで送られてきます。これを印刷して空港に向かえば良いのです。しかも、近年はWEBチェックインが流行し、AirAsiaでは2週間前からチェックインが出来てしまいます。もう、この段階で座席番号もついています。本当に便利になったものです。
さて、中高年の方々には、パソコンに強くない方もいらっしゃるかもしれません。それでも、今同行する坂本さんは昨年初めてのAIRASIA航空券ゲットで四苦八苦の指南の甲斐があり、今回はすんなりと切符を購入されたようです。もう、AIRASIAの航空券ゲットには自信をおつけになったかと思います。今は日本語のサイトがあり、画面どおりの指示に従って入力すれば良いのですが、日本への便がない時代は全くの英語版でKLからコロンボ5000円の切符をゲットした記憶があります。日本では、最近ネットを通しての商品の売買がようやく始まったようです。マレーシアは日本よりも進んでいるようでインターネットの利用が普及し利用料金も相対的に安く皆手軽に利用しています。長距離バスの予約や列車の予約、宿の手配などは多くの人が個人で申込みをして確保しやすい体制が整っています。日本も近年になって宿の予約サイトも普及し始めました。日本人の多くはやはりキーボードアレルギー体質があるようで、これがネックで弾みがつかないのかもしれません。
旅のポイントは大きく変わりました。通常日本からマレーシアやバンコクへの往復航空券は日数の短いもの10日前後のFIXは5-6万円で販売されているようです。日数が2週間以上になるとさらに価格が上昇します。しかし、今回はその半額の32000円で友人の中原氏はゲットしたわけです。そして現地の費用は大雑把に見積もって5万円程度です。居住地の富山を起点にして考えると総費用が10万円程度でおさまる計算になります。これが大手のパックツアーになるとその倍以上はするのかもしれません。
パッケージツアーはそれなりに高給ホテル指定で安心、安全な旅かもしれません。ガイド付きで何の心配もありません。それで、一応効率よく著名な観光地は網羅してくれるでしょう。食事も様々なアイデアを凝らし、民族舞踏を見ながらというパターンが多いようです。しかしスリルには欠けてしまいます。また、高給ホテルやレストランでのアルコール代金も別途必要になってきます。好きな所でゆっくりすることもできません。まあベルトコンベアーに乗ったような味気なさがないわけではありません。
最近注目されているのが、短期の日数でリゾートや都市を起点にした航空券とホテルがセットにされた商品も多く見受けます。宿はそれ相応のものが確保されています。オプションを利用して観光を組み合わせることも可能です。また自分たちで気儘に回遊することも可能です。しかし、この弱点は同じ宿に戻ってこなくてはなりません。しかも、こうした多くの都市滞在型のパッケージは3泊か4泊程度になっていますから、行動範囲も大きく制限されてしまいがちです。まあ、同一都市での滞在はこの程度が限度かもしれません。
さて、今回はちょっと異質なプランを組み立てることにしました。行き当たりばったりでもないのですが、マレーシアの主要な観光地を回るプランが今年の6月に浮上しました。マレーシアにはいくつかの世界遺産があります。その中の2つマラッカとペナンを訪問。そしてマレーシアに昨年の12月から走りはじめたマラヤンタイガートレイン(実は引退した日本のブルートレイン)が走っているとの事で、この試乗を狙っていました。さて、中高年4人組にどのような難関が皆さんを待ち受けているのでしょうか?12泊13日の旅の始まり、始まり!

1 件のコメント:

  1. な、なんと!
    徘徊ツアーとはこのことでしたか…笑
    じっくりと読ませていただきますね〜。
    旅に行きたくなりました。

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