2011年1月9日日曜日

ダンスフェステバルと政治集会

さて、毎年恒例のマハバリプラム・ダンスフェステバルはクリスマス(12月25日)から一ヶ月間連続して開催されます。今日はもう一つのイベントも開催です。今年五月にこの州の選挙があるので、前哨戦の演説会が100mほど離れた場所で開催されています。ダンスフェステバルは最前線の席が有料で100席ほどありますが、その後方は自由席になっています。さて、この両方のイベントを比較すると一目瞭然、政治集会に軍配が上がりました。今日は与党の開催する講演会なのですが、人集めの常套手段として名の売れたシンガーを引き連れて、まずは聴衆を和ませるのが基本なるようです。スピーカーの音をガンガンにして遠くからでも聞こえるように、流行歌を演出しています。時間と共に人だかりもどんどん増えていきました。警察も会場周囲の交通規制に乗り出しました。他方、クラシック・ダンス専用のダンスフェステバルは私にとっては居眠りしたくなるような気分です。インドの選挙制度も次第に国際化!したようで、選挙公報が発令された後は、講演会などを開催した場合は収支報告をしなければならない仕組みになっています。それ以前の運動であれば、どれだけお金を使っても無届で良いとの事です。そんな事情もあって、選挙前の活動はものすごく華やかになります。この前日は同じ場所で規模は少々小さなものでしたが、野党の政治集会が開催されました。こうして、インドも次第にその姿を変えつつあります。
結婚感も、見合い結婚から恋愛結婚に変わりつつあります。携帯電話の普及で男女の駆け落ちが続出した地域では、若者の携帯電話の使用を制限した州もあると新聞に載っていました。インターネットや携帯電話の利用が進む中で、人々の生活は容赦なく国境の壁を超えて、人々の生活パターンが画一的になりつつあります。そんな中でもインド的な場面を残したまま進むわけです。友人で電気製品の修理を行うアルナ氏の説では、今のインドは見合いが90%恋愛結婚が10%、でも離婚率は恋愛の場合は50%で見合いの場合は0%だと持論を話してくれます。見合い結婚は占いをして、相性をばっちり決め、神官も賛同しているから絶対離婚しないのですよと強調していまししたぞ。本当かなぁ。

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