2017年12月6日水曜日

スマトラ紀行(28) ブキッテンギ

名所時計台
今日は午前中は一人でブキッテンギ市内を散策です。町の規模は昔とそんなに変わっていません。ただ、バイクの数がものすごく増え、市内を循環する公共交通機関(市内バスの代用でオプレットと呼ばれるバスとタクシーの中間みたいなもの)が激減です。インドネシアの都市では、市場がまだ活況を呈しています。タイやマレーシアでは、大型のショッピングセンターが市内、その郊外にお客さんを吸い込んでいます。どんな田舎に出かけてもコンビニがあり、大手のスーパーが進出している状況には、インドネシアはまだほど遠いようです。メダンではコンビニを良くみかけましたが、ここブキッテンギでは、まだ数が少ないようです。北スマトラではインドネシアのコンビニチェーン(インドマートなど)があちこちにあり、大量仕入れで比較的価格も安くなっています。何といっても旅行者にとっては、価格がしっかりと表示されている点に安心感があります。イスラム教ギラギラの西スマトラでは、まだ時間がかかりそうです。
散歩の途中で小学生が校庭でブラスバンドの練習をしていたのを見かけました。校庭は道路より低い場所にあるので、上から観察することになりますから、はっきりとわかります。そんな中であれっと思うのは、教師の80%が女性という事です。この州では当たり前の事なのかもしれません。先生はイスラム教徒ですから、スカーフをしっかりと被り、声たからかに生徒達を引き回しています。猛者女教師という印象です。

消防署

鼓笛隊の練習風景
目立って増えたのが中級クラスのホテルです。しかし、この町を歩いてみても、外国人を見かけることは殆どありません。今日は3-4人見かけたのみです。そうそう、ましてや、ここから30キロ離れたパヤクンブでは外国人の訪問は皆無に等しいでしょう。パヤクンブでは、竹祭りの時に外国人を3人見かけたのみでした。これだと、どれだけ頑張っても観光産業に弾みがつくわけがありません。やはり、マレーシアの古都マラッカなどは、いつも外国人客で賑わっています。その多くは中国系が多いので、中国系と言っても、マレーシア国籍の中国人もいますから、外国人として数えるわけにはいかないでしょうが、それにしても、マレーシアでは欧米人を良く見かけます。しかし、インドネシアはひっそりとしたものです。著名な観光地バリやジョグジャカルタなどでは、それなりに欧米人の姿をみかけるのでしょうが・・・。
散歩している途中で雨に見舞われましたが、30分ほど待つと止みました。今は雨季ですが、時々青空を眺めることが出来ますが、それも数時間の内に姿を消し、どんよりとした空になってしまいます。落ち着いた町という裏腹には、、活気がない街と同義語になるかもしれません。

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