2017年12月1日金曜日

スマトラ紀行(19) リサイクルショップ

REUSE SHOP
さて、講演会が終わると丁度お昼の時間です。この大学の教師陣は女性が大活躍しています。どちらを向いてもご婦人方が教鞭を振っている光景は、日本の男女均等機会雇用の遅れを様々と感じてなりません。女性が男性をしのいで活躍している社会を目前にして感慨にふけっております。その半面男性の多くは何となくひ弱に感じてなりません。特にこの地域は女系社会で、財産相続は娘へと引き継がれる社会です。
お昼は近くのレストランに招待されました。始めて紹介される人々もいましたが、殆ど女性で10人中私を含めて4人しか男性がいません。この国では男性は一体何の仕事をしているものでしょうか?

トラッシュ・プロジェクト
レストランの近くには、リサイクル運動を啓蒙しているお店がありました。当大学のノバルティ女史は環境工学の専門家でもあり、この組織を立ち上げるのに一役買ったようで、既に顔見知りの中です。時間がなくて、詳しい話を聞くことはできませんでしたが、店内には、古い材木を利用した家具や小物などが並んでいました。こうして大学に帰ったのは午後2時頃です。さて、今日も授業が始まる予定ですが、どうも作業停電でパソコンが動きません。ルーターやサーバーは稼働しているのですが、24台ものパソコンを稼働させるには発電機の容量では不足してしまいます。4時頃電気が来る予定だとかで、学生達は集まっているものの、開始時刻(4時)になっても発電機は回ったままです。
ラムジルさんと相談して5時まで待ちましょう。それで来なかったら今日は閉講にしましょうという結論になりました。結局5時になっても電気は来ないので、学生達に休講の旨を告げて帰宅してもらう事になりました。さて、休講宣言をして15分もしない間に発電機は停止し、本当に電気が来てしまったのです。でも、もう時既に遅しです。今回の遅れを取り戻すために、当方は一日延長して月曜日に振り向ける算段をしました。
さて、教師たちも私の講義に関心があるようで、「私達にも直接教えて欲しい、ブログやホームページ等を作ってみたいです」そんな声も高まり、学生達への講義を含めて教師陣にもパソコン指南を始める計画が持ち上がりました。
彼女達教師陣の熱心さには、頭が上がりません。ある程度学のある人々だとプライドが邪魔をして、日本ではこうしたケースは殆ど派生しないのですが、彼女達は真剣そのものです。良いと感じた事はすぐに実行に取り掛かる人々です。必要なものはどんどん吸収していってこそ、本当の発展があるのではないでしょうか?さて、明日は大学は休みですが、教師陣の講義を始めることになりました

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