2017年12月6日水曜日

スマトラ紀行(27) 末っ子ヤント



右がヤントとその息子
さて、朝起きると、サルマンは台所でお湯を沸かしています。ここは、標高1000メートルほどありますから、赤道が近いと言っても水シャワーではまだ寒い気候です。そんな事に気を配ってくれたようで、バケツ一杯分のお湯が登場です。久々の暖かいシャワーを浴びて快適でした。シャワーと言っても、タライで水とお湯を混ぜたものを手桶でぶっかけながらですから、いわゆる行水みたいなものです。
これで、心身ともにリフレッシュです。今日は、この町に住む兄や弟の家を訪問です。弟とは、何度かあったことがあります。最初出会ったのは、サルマンが高校生の時で、末っ子のヤントは10歳の小学生でした。当時の写真がでてきましたので、掲載しましょう。
左がムスリム右がヤント
どこから出してきた写真なのか、23年前の写真が大切に保存されているわけです。近年に至っては、スマホやデジカメは珍しい存在ではありません。当時は写真を撮るという事は極めて嬉しく、喜ばれていました。今でもその風潮が残っているようで、撮影しようとすると、いつの間にか人々がポーズをとって目の前に現れてきます。そしてありがとうとお礼を述べられるのが常です。
こうして、彼らとの交流が延々と続いている次第です。よく観察してみると、兄弟は皆んな似たような性格をしています。基本的には真面目で素直です。一番の出世頭が、三番目の息子モスリムです。彼は若い頃から首都ジャカルタで衣料の販売をして成功したようで、今は車も持って副業もしているそうです。歳終えた母親を引き取ってジャカルタで一緒に過ごしているそうです。今後もこの家族を見守っていきたいものと考えています。

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