とは言え、人々は誰も苦情などは出しません。一般的にインドネシア人の性格は、争いを好まないようで平和な人々争わないと言うことは、逆に言えば、競争社会ではないのと同じです。良い意味では個人の暴走を食い止める事が可能です。逆に言えば、発展性がないとも言えるでしょう。もう一つインドネシアで気がつくのは、子供達が見知らぬ人に対しても、ニッコリと笑顔で明るく挨拶することです。私としては、至極気持ちの良いもので、笑顔を持って歓待してくれるという雰囲気です。これは、イスラム教の教えが浸透し、目上の人を大切にすると言う教義にもとづいているものでしょう。日本だと、「不審なおじさんには、決して声をかけてはいけません。」という世界と、恥ずかしそうに、行き違う時に明るく声をかけてくれる世界は、あまりにも差が大きくなってしまいました。夜になって、再び会場に出かけてみました。始めは天候が良かったのですが、しばらくすると、小雨です。屋外ステージには、マイクやシンゼサイザーなど音響設備一式が山積みになっています。土砂降りになると、大変な損害を被るのは間違いありません。暗闇の中をスタッフや出演者達がその調整に大童です。そんなわけで、開演が遅れたり、中断したりするのは当然です。幸いに大雨になることもなく、小雨が時々襲ってくるのみでした。
小さな町で開催された小さな竹祭りは、地元に密着した愛嬌のあるイベントだったように感じます。来年も開催されるそうですから、是非訪問してみたいと思います。
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