2017年12月4日月曜日

スマトラ紀行(24) チャンドン村へ

チャンドン村の家族と一緒に!
今日はブキッテンギに帰る日です。アストゥティ女史は、車で送りましょうかと親切な申し出を受けましたが、丁寧にお断りして、約束してあったサルマンのバイクを待つことにしました。約束の時間は6時となっていたのですが、これが、1時間弱遅れてしまいました。しかし、こちらは、急ぐわけでもなく、悠々としたものです。待っている間に大学の助手なるラムジルさんが、帰るのは、もう少し待っていてくださいね。とバイクでどこかに出かけました。「あなたにお土産を渡したいから」という事で待つこと数十分。彼は地元の特産品なるお菓子や味付け干肉などを買い込んでやってきました。「事前に、私はすぐ日本に帰るのではないし、飛行機に乗る時は荷物制限があるから、なんにもいりませんよ」と伝えていたのですが・・・・。開店祝として渡した封筒を開けて、びっくりしたのでしょう。封筒の中身の2割分ほど買い物をしたのではないでしょうか・・・・。後にこのお土産は、ブキッテンギの友人宅に配達することになりましたが・・・・。

ここは赤道が近いので6時を過ぎると日没です。6時半ともなれば、周囲は真っ暗です。7時前にようやくサルマンが登場しました。強風の中、バイクは蛇行しながらブキッテンギの方向に進んで行きます。あまりにも風が強いので減速しなければなりません。私としては、緊張感が半分、安心感が半分の気持ちで彼の背中にしがみついての40分のドライブでした。着いたのは、彼の生家のあるチャンドン村です。
この家には、二番目の姉夫婦が住んでいます。お姉さんは学校の教師、旦那は農業を営んでいます。小学生の子供達は、始めて見る日本人に興味しんしんとしています。彼のお父さんは11ヶ月前にこの家でなくなりました。そんなわけで、一部屋空いています。早速準備をしてもらい、私は図々しくも、この家で宿泊することとなりました。これも何かの縁でしょう。そして普通の農民の人々の生活を知る手がかりともなります。
皆で夕食を終えたのが、9時です。サルマンは明日の11時に迎えに来るとの事で、お店に帰ってしまいました。
田舎での一夜は静かなものです。機械的な雑音が一切響いてきませんから、ぐっすりと眠ることが出来ます。

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