電動バイク |
パガンの遺跡は東西、南北それぞれ7キロ程度に広がった地域に寺院群が並んでいます。そんな中を移動するには、最適な交通機関といえるでしょう。何しろ工業地帯があるわけでもなく、市場周辺を除いて町はひっそりしているので、安心して走行することが可能です。ミャンマーの自由奔放な空気が、ここにも見えてきます。バイクを借用するときも、ややこしい契約書にサインするなど必要ありません。記載するのはどこの宿に宿泊しているかのみで十分です。ミャンマーの宿で宿泊する場合は、必ずパスポートのコピーの控えをとる規則になっています。なるほど、これなら肝心の要件に当てはまっています。宿もすぐ隣で、事故が起きた場合の対応にも問題はなさそうです。簡便な方法で効率の良いやり方かもしれません。
昔は長距離バスに乗る時は、事前に予約をして、当日名簿が作成してありました。係が氏名を呼び上げてから、順次みんなが席に着くという方法が採用されていました。何の混乱もなく、人々はこの方式に従っていました。最近は、この方法がかなり省略され、座席は指定してあるのですが、適当に客は乗り込むようになりました。
パガンには、様々な乗り物を見つけることができます。大型観光バスはお金持ちの外国人観光客を目的としているのでしょう。地元の人々は昔と変わらず、乗り合いトラックのチャーター便で名所を回っています。馬車で乗り付けるサンセットビューのツアーも人気があります。そして、日本でいえば平安時代の絵巻物にでてくるような牛車も見かけました。角は極彩色に塗られ大きな車輪を装備した二台はクッション付きの座席が準備されています。観光バスの乗客に田舎の雰囲気を味わってもらおうという魂胆でしょう。ある地点で客を下して、次の地点で待ち受ける仕組みになっているようです。川に目を向けると、手漕ぎ船から一見豪華なクルーズ船まで雑多です。
そして、私達がこよなく愛した電動バイクは人気があるようで至るところで見受けます。今回は二度利用しました。二回とも午後からの利用です。バイク屋さんは朝5時半から夜8時までの貸し出し時間としていましたが、終日の利用は我々高齢者にとっては、かなりきつく感じます。半日の利用で十分堪能できました。バイクを返却して帰り際に貸バイク屋さんから、お願いがありました。店の前に張り紙をしたいので、日本語で作って欲しいとの事です。早速斉藤さんのお知恵を拝借して、キャッチフレーズ作成することができました。30分ほどで作業を終えて、USBドライブにファイルを保存して終了です。さて、私達の力作はお店の前にあるのでしょうか?
さて、スマホはなぜかしら、勝手に動画を作成してくれました。ご紹介します。
勝手にというか、設定がそうなっていたんですね。しらない間にクラウド上に保存されている!スマホはそんな怖い道具なんですね。気が付かない間にすべての事がばればれ!
電動バイクによる遺跡巡りは、充分堪能しました。仏教遺跡は当然ながら裸足になります。これが中々抵抗があります。・水で濡れていたり・砂や泥で汚れていたり・インドでは石が熱くなっていて歩けなかったり・・・。スニーカーでは、靴下をはいたり、脱いだり、面倒ですが仕方ありません。(40年前、ネパールで簡易サンダルをはいていて、足裏を怪我して苦労した事があった為)。旅の仲間・杉村 斎藤両氏は、長年の試行錯誤の結果、雨天でも・小高い山でも・飛行機内でも万能な『万能サンダル』をはいています。
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