2012年2月4日土曜日

インドのパソコン

カルカッタの僧院に着いて3週間になろうとしています。冬季ですから、朝晩の冷え込みは我が身にこたえます。日中はかなり暖かいのですが・・・。 今回は様々なイベントが開催され、昨年新調したビデオカメラで映像をとりまくり、その編集作業に専念です。恒例の運動会や、インド共和国記念日、そして学問の神様への祭礼などがあり、退屈することはありません。しかし、ビデオカメラの性能はぐっとあがり、比較的廉価で購入することができるのですが、これらを編集しようとすると、それに似合うパソコンがないと、大変な苦労を強いられてしまいます。5分の動画を作成するにしても、30秒程度の小さなクリップに分割し、後で結合するという方法を採用しています。最近のビデオ編集ソフトは本当に便利になりました。しかし、アイコンが数多くあり、それらの機能を活用するには、やはり色々な経験が必要になります。ああ、もっと高性能のパソコンが欲しい所です。メモリも増設し4メガのRMを搭載しました。別途4GBのSDカードを利用してメモリの代用となるレディブーストの機能も加えました。目下の所、我がパソコンの性能は3.2(最低値)と採点されました。この僧院の坊主のパソコンをチェックし
たら5.2と表示されています。あああ、うらやましい。それで、このハイスペックを持っているにもかかわらず、OSが配置してあるドライブの空きが3%しかなく、ソフトをインストールしたいけど、動かないとか、相談を持ちかけられてきます。HD容量が300GBもあるんですが、動画や音楽などをどっさりとデスクトップに保管したまま動かしていましたね。これには愕然としてしまいました。殆どが海賊板のウィンドウ7をインストールしています。XPが限度の機種でもウィンドウ7を動かそうとしています。当然の事ながら無理がかかります。おまけに、ウィンドウ7の通常版ではなく、上級向けのアルティメットを使っていますから、使いにくくて大変です。やはりここはインドなんですね。世界の常識はインドから始まるのかもしれません。
①機種のスペックを考慮することなく、何でも高級なOSを入れる。
②ソフトは使わなくてもインストールする。
③文字入力のスピードが遅くても、マウス操作で切り抜ける。
④デスクトップを華やかに飾り立てる。
⑤ウィルスソフトは導入しても、その管理がすざん。やはりウイルスが蔓延。
⑥適切なドライバーが入っていないので、カメラが動かなかったり、キーボードが正常に作動しなかったり、不具合が多くても、気にしない。
⑦日頃のお掃除が行き届いていないので、パソコンの中身は、インドの雑踏そのもので混沌としている。
⑧チャットとインターネットの目的なんだけど、超ハイスペックのパソコンを使う。
ああ、私のパソコンも次第に侵されていくようです。先日ウィルスチェックをしたら200ほどみつかりました。やばいやばい。

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