2010年12月15日水曜日

南へ避寒 インドの列車



ここ、カルカッタも寒くなって来ました。日本の友人からの便りでは、北陸には雪が降っているようですなぁ。まあ、ここは日本ほど寒くはないのですが、朝晩の冷え込みが厳しくなりました。渡り鳥のように南下しなくてはなりません。18日には列車で大移動です。カルカッタから南インドのチェンナイまでは約1800キロ離れていますが、寝台列車の料金が340ルピー、円で換算すると700円を割っています。今はこちらも冬ですから、冷房は必要ありません。冷房付きの車両でも1800円です。一キロ一円の計算になるわけです。まさしく驚異の価格。物価がこうも異なると価値観も大きく変わってしまいます。喜んでよいのやら、悲しんで良いのやら。インドは真に不思議な国でもあるわけです。実はインドの列車には、高齢者割引なるものが存在しています。60歳以上になると無条件で3割引きになるわけで、私も今年から仲間入りしたわけです。日本で言えばジパング倶楽部みたいなものですかね。これは会費無料で、年齢を示すものがあれば、それで十分といういとも簡単な仕組みです。料金が安いのですが、この1600キロの移動はおよそ27時間かかります。
広大なインド大陸を北から南への大移動となるわけです。一体どうして、格安が出来上がるのでしょうかね。視点を変えて眺めるとAIRASIAだと破格の値段で各地を移動することができます。かと言って質が悪いわけではありません。乗り心地もA320の機種を使っているから、一流会社と同じ乗り心地ですわ。あの会社はともかく無駄を省いています。今回もエアアジアの航空券を4区間購入済です。時間があり、閑散期に移動をすれば、安上がり。ただ難関となるのが、バンコク或いはマレーシアからカトマンズへの路線には格安航空会社の乗り入れが未だに実現していない事です。12月16日からエアーアラビアが比較的安い料金で飛ぶようです。既にHPでは価格が表示されています。安く入手した場合は往復370ドル程度。(KTM-KL)しかし、土壇場になってネパールのフラッグキャリアなるネパール航空がクレームをつけ、臨時政府(未だに臨時政府なんですよね。)の国際関係委員会の調停では、ネパール航空の言い分を採択しよりますね。ネパール航空は目下の所一台しかジェット機がなく、飛んだり、飛ばなかったりという評判の悪い会社なんですね。果たしてこのしのぎ合いはどうなることでしょうか?
エアーアジア羽田便とエアーアラビアKL-KTMを組み合わせると片道35000円で移動できることになります。しかし、カトマンズ空港はいつも満杯状態で今後の増便がどうなることでしょうか?
話を元に戻しましょう。インドの鉄道切符からは、様々事を読み取ることができます。料金は勿論のこと、距離、購入日時など、事細かく記載されています。でも、時間通りに動くかは別問題。冬になると早朝の霧が飛行機の発着や列車の遅延を招くのは日常茶飯時となります。南方面は関係ありませんが・・・。

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