2018年7月3日火曜日

カンボジア物語8 リアルとドル

100リアル札(2.7円)

私の手元には、現地通貨は一切ありません。しかしカンボジアでは心配無用で、ドルと現地通貨リアルの両方が器用に利用されています。街角のサンドイッチを買うには、ドルでもリアルでも構いません。バケットサンドイッチは大体2000から3000リアル(0.5ドルから0.75ドル)一ドルは4000リアルでほぼ固定されていますから、通貨がごちゃまぜでも、庶民は何の抵抗もなく、さらりとお釣りをくれます。その時の状況によって受け取るお釣りがドルだったり、リアルだったりするのです。
ここでは、コインはなく、リアルの紙幣は500100020005,00010,000さらに、同じ金額でも、発行時期によってデザインが異なり、外国人にとっては、即座に見分けるのが難しいのです。しかし地元の人々は日常生活での必須事項ですから、すぐに見分けがつくのです。ミャンマー同様に、汚れ一つない新札とズタズタ状態の旧札がどっさりと布袋か、引出しに無造作に放り込んで使うのがお店や屋台の常識です。お釣りが必要な時
は、袋から手に掴んだ紙幣の種類(ドル札、リアル札)に左右される場合が多いのです。街角では、こうしたおおらかな取引が展開しています。
長距離バス料金は10ドル前後ですが、これはどちらの通過でも良いのです。それを混ぜて支払ってもOKなのです。宿の代金も同じ事でした。混合決済です。町のあちこちに、両替所が数多くあり、簡単に両替も可能です。市内バスに乗る時は、前乗りワンマンで乗車時に一律料金の1500リアルを支払う事になっています。距離によって値段が違うという事はなくフラットですから、間違う事もありません。日本同様料金箱があるので、そこへ札を入れる仕組みです。運転手や車掌が料金を受取ることはご法度なようで、以外とモダンな仕組みを採用しています。
マレーシアのペナンで夜の7時頃、ペナンヒルからの帰路市内バスに乗車しましたが、通常、料金は、料金箱に直接入れる事になっているのですが、私達が外国人と分かると、「幾ら必要ですよ」と言って直接運転手が受領しました。受け取った金額はそのまま、彼のポケットに入ったようです。この時間帯になると、検査官が乗り込むこともまず、ありません。現地のマレーシアの人なら、運転手が直接金銭を授受することは、違法なことを知っていますから、狙われるのは、外国人というわけです。私達にとっては、目的地に運んで貰えば良いわけで、格別被害が及ぶわけではありません。4人で乗車したので、6リンギットという金額になります。この金額ならば、屋台の一食が十分保証されます。

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