2018年6月26日火曜日

カンボジア物語7 プノンペン到着

夜の市内ドライブ

近年カンボジアの治安は良くなったようで、査証の取得も空港で簡単に取得することが出来るようになりました。機内では、事前に査証申請用紙と出入国用紙が配布されました。空港に到着してからは、以外とスムーズにアライバルビザが取得出来、20分ほどで手続きが終了しました。私は機内預けの荷物がないので、荷物を待つ事もなく、税関を通過して空港外にすんなり出ることが出来たのです。
さて、少し離れた所にシンさんの姿が見えます。初めて訪問する国となれば、現地通貨の両替や、スマホのSIMカードの購入など、幾つか手続きを終えてから市内に向かうのが常ですが、今回は、そういった準備は不要です。シンさんと懐かしの対面を済ませ、彼の自家用車で自宅兼店舗に向かうことになりました。

シーフードレストラン
ごちそう様

この車がトヨタのセリナの中古車です。本人の説明によると約100万円程度で購入したそうです。マイカーで迎えに来てもらったのには、ビックリです。更に驚いた事は、実はその車の色は紺色なのですが、埃だらけで、白い車に変色していたのです。一体どうなっているのでしょうか?マイカーは普段は、近くの駐車場を月30ドルで借りているとの事です。この時間帯は交通渋滞が激しく、自宅までの8キロの距離を移動するには、1時間半かかりました。こうしてシンさんの自宅に到着し、トイレ、シャワー付きの豪華な部屋を提供されてしまいました。家に到着したのが、夜の7時頃で既に周囲は暗くなっていました。
早速車を走らせて、市内の有名所をドライブです。夜なので、方向感覚が定かではありません。どこへ連れ回されているものか、盲同然の状態でした。とにかく、市内の目抜き通りを通過し、ネオンが輝く高層ビル、ホテル街を通過し、トンレサップ河畔のレストランです。叔父さんが経営しているという洒落たレストランで夕食の接待を受ける羽目になったのです。
久々の魚介料理に当方も大満足、でも気になるのが、懐具合です。彼の奢りなのですから、私が心配する必要は毛頭ないのですが、やはり気にかかります。一品が400円程度と見積もって、8種類ぐらい登場です。シンさんと私そしてお店のマネージャーの三人での夕食は、川べりの冷気をあびながら快適なものとなったのです。いか、エビ、貝や、海鮮焼き飯など、海鮮サラダなど豪華そのものです。
カンボジアといえば、貧しい国と思いがちですが、予想を遥かに超えて、以外とリッチな一面を見せてくれました。この地域には、同じようなレストランが並んでいるのですが、平日に拘らず、どのお店もまずまずの客の入です。概して若年層が目立ちます。どんどんビールを開けています。一体どこからお金が回ってくるのでしょうか?
シンさんの家は全部で五階建てですが、二階部分まで完成で、残りは工事が中断しています。それぞれのフロアには5部屋づつトイレ、台所、シャワー付きの設計が組み込まれています。いずれは、アパートにすることを狙った設計です。資金が足りなくて、今中断しているとか?
家の中を拝見すると、以外と立派な作りです。お店も広いガラス戸を採用し、台所には4扉の大きな冷蔵庫、40インチの大型液晶テレビ、電子レンジなどが配置され、日本の一般家庭よりも見栄えが良いのには驚きです。彼の部屋には、本棚を動かすともう一つの秘密の部屋に出入りすることが出来ます。これも、彼の発案らしく、シンさんの個性をしっかりと見出すことができました。
シンさんの部屋には、彼が幼稚園から大学に至るまでの卒業証書の額縁がいくつも飾ってあります。他に、〇〇の資格、〇〇の修了証明など盛りだくさんで壁が埋まっているのです。

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