2016年3月22日火曜日

カオス化するネパールのコンピューター

今年も、ネパールの友人達を訪ねてパソコン修復に励んでいます。いやはや、ネパールのパソコン事情は混沌とし想像を絶する状況にあるのかもしれません。ましてや、最近はウィンドウ⒑の導入に伴って、その使い方、設定の仕方が皆目理解することなく、利用していらっしゃるわけです。しかも、海賊版の利用度は100%と言っても過言ではありません。この弱点は要するにシステムのアップデートができないことです。様々な方法でこれを乗り越えんとして裏工作がなされるのですが、いずれは破られてしまい、デスクトップの画面に息子や娘の愛らしい写真を飾ることもできず、真っ黒な画面にアイコンがズタズタ並ぶ現象です。マイクロソフト社が必須とする更新プログラムもなんのその、とにかく動けばよいという使い方です。勿論個々のソフトのアップデート等には無関心で、危険が迫っている(実際は目に見えないので理解しにくい)にも拘わらず使い続けるのが当然です。事故にあったら対策しましょうというネパールシンドロームそのものです。
いまだにウィンドウXPも堂々と稼働しています。ネットカフェですら、罪の意識もなく、お客さんに提供しています。まあ、ネットカフェに来る客層は、大体高齢の外人が多いわけですから、彼ら自身もともかくインターネットが動けばよいという軽い気持ちで使っています。先日友人のパソコンをチェックしたら数千ものウィルスに侵され、元に戻すのに一苦労しました。全面大手術の開始となった次第です。

ウィンドウ⒑など最新のOSは海賊版も出回っていますが、これすらアップデート厳禁の商品です。数か月稼働すると動かなくなる代物でござりまして、これだと、似非パソコン技術者の罠にはまるも同然です。お客さんは、又お金を払って調整してもらわなければなりません。折角貯め込んだ資料が台無しになりかねません。
ある友人のパソコンは、3000円も支払って正規のウィルス防止ソフトを購入したものの、アップデートをしなかったり、最悪の場合は定期的なウィルスチェックをしないままで、結局大量のウィルスに侵され、大切な画像が開けない状態になっていました。ああこれは、お亡くなりになったも同然。それで、表向きはペンテアム・トリプルコアとか割と新しく、恰好の良いものを購入しています。しかし、ひとたび裏側をのぞくと埃まみれで、今にもショートしそうな気配です。最新鋭の設備を持った病院に来たけども、手術台の操作をする人がいなかったり、最高級のワクチンがあるけども、処方箋がわからず、棚に野積みになったまま!そんな珍現象がやたらと目につきます。
日本からもってきた日本のパソコンを現地で使い始めると、何かしら勝手に不要なツールバーが入り込んだり、ジャンクメールの受信数が増えたりしています。ネパールで使っている人々は、自分達がウィルスをばらまいているという意識は皆無なるようです。何せそれは、メイルを通じて病原菌を相手に送るだけですから、気が付きません。もう、個人情報の保護も言葉だけの世界です。しかもネット速度が異様に遅いのも、この国の特徴でしょう。タイはマレーシアは比較的早く動いてくれるので助かりますが、ここネパールでのダウンロード速度は⒑KBSに達すればよいほうで、日本のひと昔前のダイヤルアップに近い速度に遭遇するのも当然です。いいや、期待してはいけません。
そうした状況ですから、クラウド世界は夢の夢で、はるか彼方の置き去りにせざるを得ません。そんな中をやりくりしながら、画像をGoogle Photoに送り込んだりするのも指南の技で、早朝5時頃がもっとも早く回線が動いています。ファイルを開くのに異様に時間がかかると、その間に何か盗みとられるような気がしてなりません。
WIN10にもなると、通常マイクロソフトのアカウント(ホットメイルやアウトルックのアカウントを作成し、それを基準にしてセキュアリティ対策がなされています。スマホでもアンドロイド系はGmailと関連づけられ稼働しています。iPnoneの世界はアップルアカウントがないと、正常な操作に支障をきたします。それが、マイクロソフトのアカウントを持たずに、設定し、所有者がゲストという形で利用しています。これだと、本来の性能を発揮することができません。先日目にしたウィンドウ⒑は、設定した業者の社員のメイルアドレスや連絡先がごっそりそのまま残っていました。どうも設定した人も使う人も、どのような仕組みになっているのか、その概念を把握していないように見受けました。
会社の社長も、高級官僚も揃って海賊版のお世話になっているのでしょうか?正規版の普及ははなはだ遠いわけです。何しろ価格差は12000円と50円の違いですから、即手が伸びてしまいます。私でさえも食指が動きます。最近は大型の15インチ程度のバカでかいノードパソコンは姿を消しつつありますが、以前はステータスシンボルみたいなもので、大事を自慢していました。最近は、こうした傾向は減少しつづありますが・・・・。
最近の傾向はデバイスも各種揃い、タブレット、スマホそしてラップトップと多様化しています。しかし、これらを連携して効率良く利用するするには可成りの知恵と工夫が必要です。ネパールの現状を見る限り、こうした連携した利用は程遠く、それぞれの機器に同じものが入り込んで情報がますます混乱している状態です。
例えていうならば、ゴミや細菌の渦巻いているネパールです。案の定、見せかけは良い高級ノートブックを抱えているわけですが、その中身はうじゃうじゃウイルスに侵されているわけです。しかし国民性というか、そんな事も気にせずに、毎日みなさん書類を作成したり、メイルを発信したりの日々です。いやパソコンに免疫ができているわけではなく、使う人々の脳裏は完全に免疫が出来てのかもしれません。

1 件のコメント:

  1. 私、国籍日本で71歳になります。貴兄はネパールの現状にアクセクしているようですが、私も全く同じ状態です。多くの日本の高齢者もネパールの方以上に悩んでいるんではないでしょうか。ちょっとお聞きしたいんですが、2年前かな?XPのサポート終了に伴い、貴兄の指導の元機器を変えたんですが,その後 対応しなかった為の大きなトラブルはほとんど耳にしませんが、どうなっているんでしょうか?是非 ご教授ください。

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