2019年12月17日火曜日

プノンペンの市内バス

ガランとした市内バス。外は渋滞
プノンペンの市内バスは便利なようで、不便な交通機関です。日中ラッシュアワーの時間帯には、渋滞が原因でバスはなかなかやってきません。到着したと思えば、数珠繋ぎにやってきます。そして次の便まではすごく待たされるわけです。市内にはイオンが二か所あり、その二か所を市内バスが動いていますが、夕方ともなると、2時間待ってもバスが来ないので、結局4キロの道を歩かざるを得ないのです。どうも庶民の利用率も悪いようで、日中のバスはほぼ空席が目立ち、時には貸し切り状態で走っています。30人程度の座席に7人程度が乗っていればましな部類です。料金は一律1500リアル(40円)程度ですから、発展途上国の部類では高いようです。乗り降りは至って簡単で、料金箱に1500リアルを入れると運転手が切符を渡してくれます。降りるときは降車ボタン
をおしてピンポンとならせばよいのです。時々バス停の表示がない場合があり、ちょっと困るケースもあります。街路樹の影に隠れて見えなかったりもします。しかし車両は冷房の効いた日本のいすゞ(タイランド組み立て)が走っています。中国から支援を受けた中国製の車両も見かけます。
やはり問題なのは、渋滞が及ぼす影響です。結局客は三輪車やバイクタクシーを利用することになります。これならば、渋滞があっても比較的早く目的地に到着可能だし、ましてや、希望する場所に横付けしてくれますから、歩く必要はありません。先日乗ったバスは4キロ進むのに1時間半かかりました。これなら、歩いたほうが早いくらいです。夕方5時からは猛烈なラッシュ時間に入りますから、この時間帯は魔の時間となるのです。
友人は、時々バイクで市内を回ってくれることがありますが、多少道路が混雑していても、隙間を縫って走るので、バスよりも早く目的地に着くのは絶対保証です。

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