2011年10月21日金曜日

経済とは!

マラッカにて
経済とは一体何でしょう?一般的には商業や工業などが回転して社会が回転していくことかと思います。それらを、数値で表示して理解しやすくするという役割も担っているでしょう。経済学というものが、ものすごく流行しています。しかし、この学問はどうも当たり外れがおおく、経済学者の予測は概してその通りに進まない事が多いようです。さて、何故でしょう。
多くの経済学者は経済の本質を正しく捉えていないようなきがします。経済が回るjというのと、欲望が渦巻くというのは、どうも同じ事のように思えてなりません。経済学者は数字を追っかけるだけで、人間の心を掴んだ分析はしていないからでしょう。ですから、予想がはずれるのでしょう。
さて、我々人間につきまとう欲望を抑えれば苦しまなくても良いのですが、この煩悩を拭うのは大変な事といえましょう。個人差はあるようですが、欲望を抑えれば費用がかかりません。私のように格安生活文化圏に入って暮らせば良いわけです。しかし、全員がこうした形をとれば、経済活動が麻痺しかねませんね。別な観点からすると、消費しない人々は静かなテロリスト(経済活動破壊者)と指摘される時代です。となるとブータンの国民総幸福指数を指標としている国はテロリスト国家としての指定を受けるんですかね。
同じ品物でも、駅ウラと駅の表玄関で買うのでは倍くらい異なる場合があります。ちょっと面倒でも裏に回ってお買い物が、私のパターンです。それを拡大解釈すると日本では高いから東南アジアまで出かけて日常を暮らすという結末になるわけです。
以前から感じていた事ですが、同じ内容の作業をしていても、支払われる賃金に大きな格差が国によって生じます。ウェイターとしてネパールのレストランで四六時中忙しく働く人々は一日300円、日本のファミレスでは時給800円。さて、高品質の日本だから仕方ないのでしょうか?設備は高品質でしょう。しかし、人間も高品質といえるのでしょうか?
生産業は人件費の安い国へとどんどん時代と共にシフトしていきした。そして、安い品物がどんどん流入してきました。いわゆる価格破壊と呼ばれて数年以上経過しています。いろいろなものが自由化、国際化の波に押されて価格が下落していき、品質に見合う価値の品を手に入れると事ができる時代になりました。さて、懸案となっているのが人材です。この部分ではまだまだ自由化が遅れている。いや、完全に世界から取り残されているとも言えるでしょう。商品には価格競争がありました。しかし、人件費には価格競争、価格破壊が起きないわけです。
どうも、これは今後日本の弱点になりかねません。世界がどう動いているかを見ると、日本だけが取り残されていくかのように見えてなりません。
さて、この続きはまた明日。

1 件のコメント:

  1. 共感できる内容でした!
    友人曰く
    「同じ内容の仕事であれば、世界どこであっても同じ賃金(給与)であるべきだし、そうなるよう願っている。」だそうです。
    そのうちそうなるような気がします。

    返信削除