2011年10月26日水曜日

行き詰まる世界

さてさて、世界中で様々な問題が生じています。異常気象、人口問題、貧富の対立そして民族間、宗教の対立など多種多様に及んでいます。

こうした問題をはらむ世界ですが、今後さらに起きうる大きな問題は、進化した物質文明による逆襲に見舞われることではないでしょうか?現在頻発している自然災害も、考え方によっては、私達人類が進歩という名目で、発展という名目で地球の生態系を知らない間に壊したからかもしれません。原子力発電所の事故もそうした一環に囲まれていると言えるでしょう。

人間の欲望を満たすが為、便利さを追求するが故に生じる犠牲とも見えます。科学の進歩を善とするか、悪とするかの判断は非常に難しいものがあります。原子力の平和利用を目的とした原発も事故が起こると、たちまちに悪に変貌してしまいます。人々がそれをどう利用するかにかかっていると、一般的に叫ばれました。しかし、その判断基準はあくまでも我々人類によってなされるわけです。

SF小説の世界がいずれは、現実のものとなるのは、過去の例から言って事実でしょう。タルミネーターのように、人間がすぐに生き返ることができる世界も夢ではありません。しかし、その夢はもしかして悪夢に変わるのかもしれません。多彩な科学技術の粋を集積して作られるロボットもいずれは、人類にはむかってくるかもしれません。現に、私達が日常使うコンピュータ-を考えると、多くの場面で、コンピューターの司令に従って、キーボードやマウスを操作しています。これは、もはや我々がコンピューターに使われているのと同じ事になります。

人間の飽くなき欲望をそそるかのように、物質文明そして、科学技術が進歩していきます。そして、世界中が、この目標に向かって競争を続けているのが現実です。果たして本当に世界平和を手にすることができるのでしょうか?

現在発生している、様々な問題は、やがて私たちが遭遇する人類発展の証である進歩という事に対する反撃こそが最大の問題になるのではないでしょうか?

2011年10月24日月曜日

行き詰まる経済

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以前から考えていた事があります。経済は何故いつも上向きでなければならないのでしょうか?もし、少しでも下降線をたどる方向になると、大騒ぎをしてしまいます。これを、学業の通知簿に置き換えて考えてみましょう。昔は、成績が少々下がっても誰も驚くこともなく、大騒ぎもしませんでした。最近はどうなっているかわかりませんが・・・。こと経済となると、数%或いは、0.0X%の下降でも、危機感を持って報じられていく時代です。概して、統計で物事を判断しようとすことに無理があるはずです。商品の売上高の推移は、単に金額を追いかけているだけです。その数値を見た結果的に人々の心理がこうだから、こうなったと付け加えて分析がなされています。この人間の心理は時と場合によっては、魔物同然自在に変化するでしょう。その結果予測が外れるのも止むを得ません。

最近はエコブームとかで、何かと新しい製品の購買意欲をそそる宣伝がやたらと増えています。最新流行のエコカーが本当に環境に優しい品物になっているのでしょうか?単にリッター当たりの走行距離が多いからエコだと言い切るのには、難点があります。購入した側では、エコカーを得たことで満足感に浸っていることでしょう。しかし、エコカーでガソリンの消費量が少ない事を理由についあちこち出かけたくもなります。いつもは20キロ範囲内で買物していたのが、40キロ先まで行ってもガソリン価格は同じだから出かけてみようとなれば、決して環境問題の見地からすれば、好ましいことでは有りません。

発想を変えていうならば、一台の車にぎゅう詰めになって移動するのがはるかに環境に優しいと言えるでしょう。今でも、インドネシアの地方路線を走るバス、ミャンマーの田舎を走るトラックバスなどは、満席になったのが出発時刻になっています。この方が遥かに環境に優しいライフスタイルと思いませんか?

私の住んでいる立山は富山から30キロ離れています。およそ一時間毎に電車が発着します。しかし、路線の半分を過ぎたあたりから、乗客は激減します。終点近くになると、運転手のみが乗っている状況になります。これで、電車を経営する会社は、電車は環境に優しい乗り物です。CO2 の排出量は自家用車の9分の1とか宣伝しまくっています。最後の10キロ区間はわずか二人の乗客でも、環境に優しいのでしょうか?どうも眉唾ものですが。まあ、平均した乗客キロ数とかで弾くと、なるほどとも言えるのですが。

電気を節約しようと、電気器具を管理する装置が売れているようですが、これで、本当のエコができるのでしょうか?極端に言うと、私達の生活自身をもっと身軽に、簡素なものにするのがエコえの近道なのですが、それは見落とされてしまいます。

経済的に金繰りが豊かになればなるほど、こうした矛盾が大きくなるのは当然の結果でしょう。ミャンマーの西に位置するラカイン州を訪問したことがあります。この辺りの住まいはものすごく簡素です。いやミャンマー全体がそうなのかもしれません。家具らしいものが殆ど見当たらない竹づくりの家です。屋根も、床も柱も総竹づくりの家でした。こんな簡素な建物でも人がいて、子供がいて、平和な生活が営まれているわけです。ネパールの山奥にも、これと似たような家をよく見かけます。まあ、ネパールでは、寒さがあるので、石づくりだったりするんですが。

政府を一家に例えてみましょう。今の日本の状況は借金を抱えながらの自転車操業をしているかのようです。全部後払いで国債という紙切れを発行して手元にお金を用意します。そのお金で道路をつくったり、新幹線を作ったりしているのでしょう。それらが、厳密に採算が取れるのかどうかの計算はさじ加減一つで自由に操っているようです。新幹線が開通すれば、その経済効果は計り知れないものがあるというのは、本当でしょうかね。原発が安い電気を生み出してくれるというのと似ているかもしれません。本当に原発は安いのか、その計算の仕方によって大きく異なることがはっきりと分かりました。無駄をすることによって経済が活気溢れるとも言える現代です。でも、経済だけが肥満していずれは、病気になるんでしょう。いやもう発症したかもしれません。

しかし、所得水準があがると、矢張り消費しなければ意味がないようです。それで、どんどんモノが増えて、そのモノを処分するにも費用がかかり、その為にまた働かなくてはならなくなりました。それで、働きすぎると病気になる。それが問題だから、保険にはいる。こうして一見安定しているかのように見える私達の生活も、見方を変えると砂上の楼閣かもしれません。このバランスをどのようにしていくかが難しい所でしょう。こうして考えると経済活動を支えるのは、私たちの欲望と合致していることが良くわかります。果たして本当の豊かさはどこにあるのでしょうか?

2011年10月23日日曜日

夜景

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先日日本を離れる際は羽田空港を利用しました。出発は定刻通りの夜の11時45分でした。今回の便は、ほぼ満席に近い状況でした。これなら、充分採算が取れるかもしれません。時間帯も深夜発で翌日の朝6時半到着ですから、人眠りするにはちょうど良いかもしれません。前回帰国したのは、6月1日で、何故かしら3分の1ほど空席が目立っていました。多分震災の影響で旅行を取りやめした方もいらっしゃったのかもしれません。機内でもAIRASIAが震災募金箱で支援の活動を行なっていたわけですから。
今回の料金は片道24000円でした。これを、通常のフル規格の航空会社と飛行したとすれば、往復6万円を超えます。エアーアジアの場合は料金も、申し込みの時点で個人差があります。これは、すなわち競争原理に、資本主義の原理に符号しているわけです。先日、友人は来春3月の往復を三万円で獲得しました。この料金は通常の会社の半額になります。沖縄往復と変わらないかもしれません。概して、フルサービスの航空会社は殆どの場合空席が目立ちます。まあ、比較してみると、エアーアジアの料金設定は妥当な線と言えるでしょう。12月からは関空発着の便もスタートするようです。まあ、今後ともエアーアジアの路線拡大を希望する日々です。
さて、深夜のフライトの特徴は夜景をしっかりと拝見できる事です。今回のそれは、大都会東京をバックにしていますから、尚キラキラとしていました。いわゆる100万ドルの夜景?そして、マレーシア到着も早朝でまだ夜が明けてなかったので、ここでも、キラキラと夜景を演じてくれました。以前は、「すごいなぁ。これが繁栄の証だなぁ」と眺めていたのですが、どうも、最近そうは感じなくなりました。震災後、原発の問題を知ってからは、意識が大きく変化したわけです。「このコウコウとした明かりは電気を沢山消費しているんだよね。そんで、電気は原発に頼っていたんだよね。ああ、何か虚しいなぁ」そういったように、大きく見方が転じたわけです。

旅の醍醐味

マラッカのデーパワリフェステバル

マラッカに到着して、もう今日で6日目になります。ここマラッカはシンガポールからバスで3時間程度の距離ですから、週末になると賑やかになります。中華街にあるJHONKER STREETは夕方から歩行者天国になり活気に満ち溢れていました。それに、インドのお祭りDEEPWALI(光の祭典)間近の週末です。偶然に通りかかった広場は、即席の野外劇長化し、ステージが設定され、インド舞踏やのど自慢が披露されています。こうして、長期の滞在は、思わぬ拾い物があるわけです。日本では、有名歌手のコンサートなどに出かけるとなると、その入場券がやたらと高くつくようです。しかし、ここは、無料です。祭典によっては、軽い食事も無償で提供される場合があります。毎年1月下旬に行われるタイプーサムというヒンズー教の祭典は、マレーシア各地で盛大に行われ、ものすごい盛り上がりとなります。えんえんと4キロほどの会場(道路)は屋台や無料の飲み物、食事の差し入れブーツがあって、完全な歩行者天国となります。以前この記事にも出したかな?

さて、こうした祭典は、日本で最近見かける作られた祭典、演出された祭典とは質を異にしています。彼らの生活と密着した部分を色濃く感じます。そして、日常の宗教と関連した部分も残っていますから、本気のお祭りともいえるでしょう。

マレーシアと言えば多民族国家として浮かびあがります。65%の回教徒、25%の中国系住民、そして10%未満のインド系住民で形成されている国です。さらに近年はバングラデッシュやネパールからの出稼ぎの人々が多く暮らしています。それに比べると日本はやはり単一民族国家の域を脱するには程遠い状況です。近年は在住外国人の数は相当に増えたように思いますが。

さて、このインド系の祭典デーパワリに遭遇したわけですが・・・。司会者は、インド系のタミル語でアナウンスしたかと思うと、続いてマレー語でも同じ説明を始めました。今回は同じインド系でも、ここマラッカでは、北西インドのグジャラートのコミュニティがあり、そのグループも一緒に参加しています。長い歴史の中で、タミル系の人々の多くは英国によって、ゴムや紅茶のプランテーションとしての移民が多いのですが、グジャラート系の人々は南インドの人々よりも以前から交易商として、家系が続いているそうです。彼らの本業は繊維関係の商売が基本だったのですが、近年はITや、ホテルビジネスなど多角化しているようです。それで、このグジャラートコミュニティの会長さんが女の人で、この方はマレー語が得意ではないようで、英語で話しをしますと前置きがありました。その後はインド系のダンスを中心に歌と踊りで賑わっているわけです。こうした催し事は、デパートやショッピングセンターのステージにも時々公演されるわけです。

こうして、眺めると改めて日本との差が浮き彫りになってしまいます。この国の人々は日常生活に違和感なく、複数の文化の中で暮らしているわけです。少数派の圧迫がないかというと、やはり、存在しているようですが、表面には大きく出ていません。ただ気になるのが、マレーシア政府のプロパガンダとも言えるマレーシア・ワン(マレーシアは一つと、複合民族国家の統一を狙ったスローガン)が存在するというのは、裏では多少なりとも、この種の問題がくすぶっているとも言えるでしょう。しかし、他の国のようにあけすけに、迫害、追放という事態は聞いたことはありません。やはり、穏健なイスラム国家なのでしょう。

2011年10月21日金曜日

経済とは!

マラッカにて
経済とは一体何でしょう?一般的には商業や工業などが回転して社会が回転していくことかと思います。それらを、数値で表示して理解しやすくするという役割も担っているでしょう。経済学というものが、ものすごく流行しています。しかし、この学問はどうも当たり外れがおおく、経済学者の予測は概してその通りに進まない事が多いようです。さて、何故でしょう。
多くの経済学者は経済の本質を正しく捉えていないようなきがします。経済が回るjというのと、欲望が渦巻くというのは、どうも同じ事のように思えてなりません。経済学者は数字を追っかけるだけで、人間の心を掴んだ分析はしていないからでしょう。ですから、予想がはずれるのでしょう。
さて、我々人間につきまとう欲望を抑えれば苦しまなくても良いのですが、この煩悩を拭うのは大変な事といえましょう。個人差はあるようですが、欲望を抑えれば費用がかかりません。私のように格安生活文化圏に入って暮らせば良いわけです。しかし、全員がこうした形をとれば、経済活動が麻痺しかねませんね。別な観点からすると、消費しない人々は静かなテロリスト(経済活動破壊者)と指摘される時代です。となるとブータンの国民総幸福指数を指標としている国はテロリスト国家としての指定を受けるんですかね。
同じ品物でも、駅ウラと駅の表玄関で買うのでは倍くらい異なる場合があります。ちょっと面倒でも裏に回ってお買い物が、私のパターンです。それを拡大解釈すると日本では高いから東南アジアまで出かけて日常を暮らすという結末になるわけです。
以前から感じていた事ですが、同じ内容の作業をしていても、支払われる賃金に大きな格差が国によって生じます。ウェイターとしてネパールのレストランで四六時中忙しく働く人々は一日300円、日本のファミレスでは時給800円。さて、高品質の日本だから仕方ないのでしょうか?設備は高品質でしょう。しかし、人間も高品質といえるのでしょうか?
生産業は人件費の安い国へとどんどん時代と共にシフトしていきした。そして、安い品物がどんどん流入してきました。いわゆる価格破壊と呼ばれて数年以上経過しています。いろいろなものが自由化、国際化の波に押されて価格が下落していき、品質に見合う価値の品を手に入れると事ができる時代になりました。さて、懸案となっているのが人材です。この部分ではまだまだ自由化が遅れている。いや、完全に世界から取り残されているとも言えるでしょう。商品には価格競争がありました。しかし、人件費には価格競争、価格破壊が起きないわけです。
どうも、これは今後日本の弱点になりかねません。世界がどう動いているかを見ると、日本だけが取り残されていくかのように見えてなりません。
さて、この続きはまた明日。

2011年10月20日木曜日

AIR ASIA羽田発


エアーアジアの機内食(事前予約)
IMGP0437先日搭乗したエアーアジアの機内食です。事前に予約すると割引になり、水がついて料金は700円でした。値段からしても極めてリーゾナブルですね。味も通常の飛行機会社のとは遜色なしでした。離陸後40分で提供されました。まあ、深夜便ですから、客によっては不要な方もいらっしゃるでしょう。これも、格安生活文化圏の知恵かもしれませんね。日中の便(クアラルンプールから羽田)は現地時間14時40分発で羽田着10時半ですから、機内食は2度でます。事前に予約しておけば優先的に希望したものを入手できます。搭乗後と到着前にワゴンが巡回してきました。事前予約のメニューも各種揃っていますから、安心して注文が可能です。ネット上では、小さく、わかりにくいけど、絵図付きでメニューの詳細を見ることもできます。
機内でのエンターテイメントとして、通常の会社は無料でヘットホーンなどを貸し出ししますが、この会社では矢張り事前予約。でも誰も利用しないみたいですね。どうも、Ipadかなんかを貸し出しする形式ですね。勿論有料でかなり高かった気がします。深夜便では不要ですなぁ。
そんなわけで、片道15000円が実現するわけです。これって、日本国内の移動より安いですね。しかも、WEBチェックインなど新しい方式をどんどん提供してくれるのです。まさしく、インターネット難民にとっては別世界になるわけです。

2011年10月19日水曜日

エアーアジア航空券の謎

先日友人たオンラインブッキングでエアーアジアの日本往復をゲットしました。さてさて、不思議な現象が起きています。格安航空会社での航空券ゲットには不思議な部分を発見したのです。往復とも日本サイトでチェックすると、行きが11000円、帰りが18000円と表示されてました。ちなみに、これを片道づつ購入すると、行きは同じく11000円ですが、帰りはKULから日本へは549MYR(マレーシアリンギット)と出ました。これを現在の為替レート1リンギット=25円で換算すると13700円となり、その差額は5000円ほどになります。二人分を購入すると一万円近くの差が出ます。そんなわけで、片道を別々に購入することになりました。カード決済の場合は取引が成立した時点での為替レートが適用されています。しかし、この差は大きいものがあります。察するに、国際間の取引における為替レートは、航空券の場合、書籍の場合、通常の両替の場合など異なる設定になっていると聞きました。そういった背景も数値を複雑なものにしているのでしょう。航空券決済の外貨取引はマレーシアサイドで購入すると、支払い時には現在のレートが適用されます。日本サイトで購入すると、日本政府で定められた商用のマレーシアリンギットのレートが適用されているのかもしれません。それが、現在の状況に追いついて行かないのが原因かと思われます。1リンギット35円程度の計算になっていますからね。このレートは昨日のブログに記載した羽田空港でのマレーシアリンギットの交換レートと同じ額になっています。

そんなわけですから、格安航空券を更に格安で購入するには、片道づづはどうなるか、確かめた上で購入しましょう。

この方法で友人は往復3万円(羽田-KUL)往復をゲットしました。

さて、KULからカトマンズはバングラデッシュの飛行機が往復4万円、タイ航空が往復5万円とありますが、最終的には後者を購入できました。これも、多少インターネットの技術が必要です。タイ航空の日本語サイトでは、購入できません。英語版のINTERNATIONALを利用します。そうすると3ヶ月日時変更可能(要手数料)が2000リンギット(五万円)を切って販売されています。友人は早速これをゲット。併せてカトマンズ往復が込みこみで8万円となりました。かなり満足のいく金額です。ちなみに、このタイ航空の場合、バンコクからカトマンズ往復がKULからの往復より高いのには驚きです。路線によって、国策に左右されて、いるようですね。

当初の予定は日本からバンコク経由でタイ航空乗り継ぎを予定しました。これは、タイ航空の日本語サイトから購入できます。金額は約14万円になっています。一人あたり6万円の差額があると2週間分の現地滞在費が浮いて来ることになります。

でも、これが現実なんですね。ちょっと乗り換えに不便を感じるかもしれませんが、格安生活文化圏にどっぷり浸る私にとっては、大きな意味があります。

私の今回の企みは、日本からマレーシア往復がざっと4万円程度、それで、マレーシア或いはタイからインドのカルカッタに入ります。これは8000円ほど。そして列車とバスでネパール入です。帰りは二万円ほどで、カトマンズからKLまでの切符が片道として購入できるわけです。となると、7万円コースですかね。

時間のある方は幅広く方法を考えてみたいものです。まあ頭の体操をしているような気分です。

2011年10月18日火曜日

マレーシアに向かって

いよいよ出発です。帰国したのは、今年の6月2日、出発が10月16日ですから、日本の滞在はほぼ4ヶ月半になるわけです。格安生活圏を求めての徘徊開始です。今回の羽田発クアラルンプール行は24000円で購入です。この会社の航空券はうまくいくとその半値程度で販売されることもあります。先日ちなみに、半年以上も先の話ですが、一度購入した航空券の日時変更を試してみました。手数料として140RM(マレーシアリンギット)がかかります。それと、航空券価格の差額です。購入時の価格と現在の価格は一定ではありません。これは、仕方のない事です。その他の変更がない限り、すなわち、荷物の重量、食事の追加、保険の加入歴などが同じであれば、そのまま引っ張ってくれていました。現在、多くの航空会社は予約変更時に多少の変更手数料が必要になっています。これは致し方ないものでしょう。
さて、日本でも最近はUSドル以外の通貨が購入できるようになりました。アジア各国の通貨も幅広く取り扱われています。タイのバーツ、マレーシアのリンギット、台湾ドルなど様々です。なるほど、はじめて向かう土地なものですから、人によっては、これは便利と購入する人も時々いらっしゃるようです。しかし、その、差損には大きなものがあります。通常USドルは実勢を反映し、通常仲値と言われる銀行間の取引レートを挟んでプラス3円が我々に対する販売かかくで、マイナス3円が我々が使い残った外貨をは銀行に買ってもらう金額です。
所がマレーシアの通貨では、日本の銀行窓口では、円貨から外貨の項目で2.84となっています。ということは一万円で284リンギットしか来ない数値です。マレーシアに到着して空港内銀行窓口では3.6となっていますから、360リンギットもらうことができます。当日のマレーシアを代表するNAYBANKの公式HPでは円の取引レート(銀行の買い値)は3.98となっていました。さらに、これを市内の両替商で交換すると4.00を超える場合もあります。
さて、どうして、日本国内でアジア通貨を購入すると異常な価格が表示されるのでしょうか?まあ多くの人々は現地に到着してから現地通貨に交換なさると思うのですが・・・。くれぐれもご用心ください。この数値を見る限り日本の銀行は大儲けしている計算になりますが!