2011年11月6日日曜日

マラッカ国際空港


マラッカ国際空港
マラッカにも空港があります。しかも、それは国際空港になっています。先日機会があって訪問しました。国際空港といっても、名前ばかりで、ここ、マラッカから300キロほど西にあるインドネシアリアウ州の州都プカンバルへ行く便です。しかも、それは週3便しか運行されていません。確かに閑散とした空港です。それでも、掃除のスタッフ、警備員は常駐です。この国は今日本同様、どの州にも空港が最低一つあるようになりました。一番小さいペルリス州は別ですが。
さて、この空港はいったい、採算が取れるのでしょうか?実はこの空港は元は飛行機の訓練用として設立されたようで。パイロット養成所が併設されています。そんなわけで、国際線の路線は小遣い稼ぎみたいなものです。それで、インドネシアからの医療を目的としたお客さんが主として利用することになっています。まあ、所得の向上により、インドネシアから飛行機で直接ここマラッカに乗り付けるのがブームになっています。空港内には、2つの大きな病院(Mahkota Medical Centerと半官半民のPutra Hospitalのカウンターも設置されています。そういえば、クアラルンプールのLCCT(AIRASIA専用ターミナル)からは、マラッカ市内行のバスが一日5本運行されています。直接病院前まで横付けというサービスです。

インドネシアの病院と連携しているようで、ちょっと難問になると、まずはここに運び込んで、いろいろと検査をして手術というのが病院にとっても大きな収益になるようです。
同じ区間をフェリーが運行しています。こちらはやはり時間がかかるのが難点なようで、病気を抱えた人には、飛行機でスイーと飛んだほうが便利ということでしょう。料金も船の場合はプカンバルという街からバスでドマイという港まで4時間、そして船で3時間という距離です。そうなると少し高くても飛行機を利用する人が多いようです。
さて、マレーシアの国内線は、地方都市間の距離が380キロを超えると運行できるという条件があります。世界遺産として有名なペナンとマラッカは360キロしかないので、残念ながら、この2都市を運行する便は申請できないわけです。この二都市が空路で直接結ばれると観光路線としてもドル箱になるような気がするんですがね。でも、この国は高速道路網が発達しているからバスで6時間程度でこの距離は到達してしまいます。

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