2015年3月24日火曜日

ゴサイクンドトレッキング 最終日

さて、今回のトレッキングも無事終了しました。ガイドとお客さんの関係ではなく、全員が家族一同という空気に包まれた楽しいトレッキングでした。道中様々な冗談が飛び交い、ネパールの現状についてホッとな解説があり、あっと言う間の一週間でした。今度はいつ、このような時間を過ごせるのでしょうか?第一回目は、ランタン・キャンジュンゴンパ、第二回目はアンナプルナ・ベースキャンプ、第三回目はエベレスト街道そして第四回目がゴサイクンドでした。しかも私達のトレッキングは、出来るかぎり無駄を省いた格安のトレッキングです。ちなみに今回のトレッキング費用は、書類の手続きや国立公園入場料そして宿代・食事代など全部含めて一人あたり3万円を

 

2015年3月22日日曜日

トレッキング第四日目ラウルビナヤクからシンゴンパ

今朝は真っ青な空に神々の座がくっきりとそびえるヒマラヤ山系の雄姿をしっかりと堪能することが出来ました。日常の生活から離れたかけがえのない一瞬です。人それぞれ価値観は異なりますが、苦労を重ねて一歩一歩近づいた雄大な景色で、私達は至福のひとときを迎えることができたのです。しかも、費用も格安!リゾート気分という言葉がありますが、一日2万円も3万円も使うとなったら、心からリゾート気分に浸れるでしょうか?10日間で30万円も資金を準備しなくてはなりません。裕福な階層にとっては、その金額を容易に準備出来るでしょう。しかし私にとっては、こうしたパターンのリゾート

2015年3月20日金曜日

ゴサイクンドトレッキング第三日目シンゴンパからラウルビナヤク

Day3 Singompa to Laurbinayak.jpg)
シンゴンパから20分ほど急斜面を登ると穏やかな水平道が続いています。山の中腹を横切る形で展望も良く、快適なトレッキングです。それを過ぎると北斜面に回り込み、森林の中、残雪を歩きます。その後雪でぬかるんだ道を歩くこと10分でチョランパティに到着です。ここまでは所要2時間標高差300メートルです。ここが、ラウルビナヤクへの中間点となるようです。展望も良く照りつける日差しがまぶしいくらいに輝いています。ここから、南東方向を見上げると今日の宿となるラウルビナヤクの建物が小さく見えています。


さて、標高は3600メートルですから、富士山のそれに近くなっています。当然の事ながら、ここから先の道は休憩しながらゆっくりと登らざるを得ません。ステップを踏むごとに、動悸が激しくなっていくのは、誰しもが同じでしょう。このコースはめったに人に会うことはありません。それでも、欧米人10名ほどのグループと単独のトレッカーに出くわしました。
チョランパティからは植生が大きく変化し、低木地帯になります。チョランパティで30分ほど休憩をした後、残雪を踏み込みながら凡そ1時間の登りで無事ラウルビナヤクに到着です。ここからは、東はランタンリルンを始め西はアンナプルナ山峰に至る雄大なパノラマを眺めることの出来る絶景の地です。GPSは富士山の高さをはるかに上回る3922mを示していました。
ネパールのトレッキングは標高が高くなると、当然の事食事代や宿代もうなぎのぼりにアップしていきます。ここではメインの食事一皿は500ルピー程度に設定されていました。
7年ほど前に、この地を通過してゴサイクンドに出かけた事があります。当時は天候にも恵まれ雪もなく、快適に歩くことがでたのですが、今回は降雪にこそ悩まされる事はないものの、残雪の道を歩くには、一歩一歩足元を確かめながらの歩行です。それでも、チョランパティから300mの登りは1時間ほどで到達することが出来ました。今日は、昨日の強行軍もあったので早めに休息を取ることになりました。我々が一番乗りの客だと見え、他に誰も客の気配はありません。運良く眺めの良い部屋をゲットです。多少なりとも隙間風が入るのですが、パノラマ全開の圧巻でご勘弁を!ちなみに部屋代は一部屋300ルピーの設定となりました。
日が沈む頃になると、続々と客が入ってきました。ヘランブーから峠を越えてやってきたグループ、これから峠越えを狙うグループなど様々です。国籍もフランス、ドイツ、スイス、デンマーク、アイルランドそしてガイドやポーター役のネパール人などが薪ストーブを囲んで夜の団欒を楽しむことができました。そうそう、今日はドゥンチェから肉が届いたようで、台所は大忙しです。我々のガイド役のサルキも応援です。彼は肉塊を器用にさばいていました。この肉の塊をみたからには、見逃すわけには行きません。今夜はバフ肉炒め特注の夕食となりました。料金は一皿500ルピーでしたが、久々の肉の味に胃袋は懐かしがっていたようです。

2015年3月19日木曜日

ゴサイクンドトレック第二日目ドゥンチェからシンゴンパ

今日の行程

昨日の雨も止んで、今朝は青空が拡がり私達の出発を祝福してくれるかのような天候です。ちょっとリッチな朝食を済ませて8時過ぎに出発です。昨年のトレッキングで私は腰痛が原因で参加することができませんでした。しかし今回は体調万全なるようです。何しろネパールは私にとって居心地の良い場所で、あちこちからお声がかかり、無償お助けマンとしての活動が次第に輪を広げて多忙な日々を送っている今日この頃です。その活動範囲は、ネットの環境さえあれば、あたかも在宅勤務をしているかのように、日本の友人から、バンコク在住の友人から、お悩み相談(主としてコンピューターの利用に関して)を受ける日々です。これでは慢性疾患も嫌がって取り憑いてくれないのかもしれません。今日の行程は標高およそ2000メートルのドゥンチェから3300メートルのシンゴンパまでおよそ1300メートルの標高差を登らなければなりません。地球の歩き方の標準タイムとして6時間と記載されています。果たして我々は標準タイムで到達出来るのでしょうか?しかも標高差を考えると高山病発症の可能性も高いといえる状況です。

2015年3月18日水曜日

ゴサイクンドトレック第一日目

さて、ドゥンチェ行きのバスは相変わらず満席です。車内は阿鼻叫喚の世界が始まりました。ドゥンチェ行きのバスは朝6時半、7時半そして8時半の三便があります。今日はドゥンチェまで行けば良いので、急ぐ事はないとの判断で最終便をゲットすることになりました。定宿のふじホテルからは、タクシーで350ルピーで、朝の時間帯はラッシュもなく、10分ほどで、バス乗り場に到着です。タクシーは3キロほどしかないのに350ルピーですが、バスでの113キロの距離は4人で1180ルピーすなわち一人当たり300ルピー(360円)の金額です。今回はバスの事前予約が遅れたので、最前部の席になりました。これが、又大変です。景色はしっかりと眺めることが出来るのですが、背もたれは固定式でリクライニングにはなっていません。座席幅も極端に狭く今日は疲れが蓄積しそうです。


出発は8時半ですが、例によってネパール時間、それでも予定を過ぎて15分後に出発です。これは良しとしましょう。そうそう、この距離と時間そしてバスの質を考えると、マレーシアのKLからマラッカと同じ程度の距離で、料金もほぼ同一です。マレーシアでは三人掛けのゆったりした冷房完備のバスが、高速道路を疾走して2時間で結んでいます。片や、ネパールでは、まるでマッサージチェアーに揺られているかの如く過激な振動を与えてくれるサービスが付いているのです。更に、最前部